浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

回路

No.3157【今日の映画】絶望的な映画「回路」 怪談やホラーの小説や映画を読み尽くし観尽くしたためか、単なる心霊の類いでは反応しないばかりか、食傷気味になってしまった。清水崇や高橋洋の監督作品はもういい。やはりここは黒沢清の「回路」(2000)だ。 …

Getz/Gilberto

No.3156【浮月堂 JAZZ名盤紹介】昼寝に最適(笑)「Getz/Gilberto」 ボサノヴァはジャズを聴きだした後だから、19歳ぐらいから聴いているのだが。初めて買ったボサノヴァのアルバムはアントニオ・カルロス・ジョビンの「波」だが、次に聴いた「Getz/Gilberto」…

TRUTH

No.3155【今日の1曲】人を豹変させる名曲「TRUTH」 おれの中学校時代の同級生で高校教師をしている友人がいる。彼のクルマにたまに乗るのだが実に安全運転なのだ。しかしある曲がカーステから流れると豹変する。THE SQUAREの「TRUTH」だ。 「TRUTH」はTHE S…

「昔みたい」

No.3154【今日の1冊】バブル時代の女性たち「昔みたい」 田中康夫の短編集が好きだ。おれの生まれ育った神戸の街や、出張で訪れた東京の品川や銀座が舞台になるからだ。「昔みたい」は今から36年前の1987年の掌編集だ。 胸ときめかせて、煌めく恋の一瞬を、…

森永マミー

No.3153【今日のドリンク】瓶だからこその味「森永マミー」 昔、駄菓子屋で飲む代表的なものは森永マミー(瓶)だった。あの味がすごく好きだった。 森永マミーは、昭和40年に発売された乳酸菌で、ビタミンCとDも含まれており、乳幼児から小学生ぐらいまで…

「東京アクアリウム」

No.3152【今日の1冊】さまざまな愛の形「東京アクアリウム」 ずっと前から小池真理子の小説を読みたい、と思いつつ先延ばしになっていた。今、直木賞受賞作の「恋」を読んでいるのだが、その前に短編集「東京アクアリウム」を読んでみた。 夜の闇に沈むカフ…

ベートーヴェン ピアノソナタ全集

No.3151【名曲喫茶 浮月堂】バックハウスの名演「ベートーヴェン ピアノソナタ全集」 クラシックのピアニストは新しくは辻井伸行、昔なら中村紘子が好きだった。海外なら、やはりグレン・グールドか、バックハウスだろう。 今回は、ヴィルヘルム・バックハウ…

Without You

No. 3150【今日の1曲】なんとなく深夜の曲「Without You」 マライア・キャリーが歌ってヒットした「Without You」だが、本来はハリー・ニルソンの歌である。 ハリー・ニルソンは1960年代後半から1970年に活躍したアメリカのシンガーソングライターだ。「Wit…

ケロッグ コーンフレーク

No.3149【レトロスペクティブ】おまけの玩具が良かった「ケロッグ コーンフレーク」 正確に言えばケロッグのコーンフレーク単体ではなく、コーンフレーク類だ。 今はどうか知らないが、おれが小学生ぐらいの時は、ケロッグからコーンフレーク類がたくさん出…

ANAクラウンプラザホテル神戸

No.3148【今日のホテル】夜景が最高のホテル「ANAクラウンプラザホテル神戸」 サラリーマン時代の出張はビジネスホテルの東横インと決めていたのだが、プライベートではたまに上質なシティホテルを利用していた。神戸ではANAクラウンプラザホテル神戸を使う…

レイダース 失われたアーク

No.3147【今日の映画】最高のエンターテイメント「レイダース 失われたアーク」 ハリソン・フォード主演のインディ・ジョーンズシリーズ最新作が公開中と聞いて少し驚いた。前作で完結と思っていた。80歳になってもまだやるんか。インディ・ジョーンズシリー…

Interplay

No.3146【浮月堂 JAZZ名盤紹介】まさにインタープレイ「Interplay」 名盤「Interplay」はビル・エヴァンスクインテットが1962年にリバーサイドレコードから発表したものだ。 ビル・エヴァンスにしては珍しいクインテット(5人編成)による演奏になっている…

愛の世代の前に

No.3145【今日の1曲】浜田省吾の代表曲「愛の世代の前に」 浜田省吾で好きな曲は「ラストショー」と「愛の世代の前に」だ。これは昔から変わらない。 浜田省吾の1981年の「愛の世代の前に」は、彼の7枚目のアルバムである。竹内まりやの「VARIETY」同様に…

「田園交響楽」

No.3144【今日の1冊】恋は盲目か「田園交響楽」 自宅近くに深夜2時まで営業している居酒屋がある。おれはたまに23時頃に行ってカウンターで酒を飲んでいた。深夜の居酒屋で酒を飲む時は読書がいい。それも純文学が似合っている。おれは泉鏡花や谷崎潤一郎…

ポテトチップス 関西だししょうゆ

No.3143【今日の菓子】関西人好みの味「ポテトチップス 関西だししょうゆ」 じゃがいもは大好きなのにポテトチップスは滅多に食べない。買うのは年に1回くらいか。 そんなポテトチップスで毎回購入するのはカルビーの「ポテトチップス 関西だししょうゆ」と…

Windows 95

No.3142【レトロスペクティブ】画期的なOS「Windows 95」 おれが四苦八苦しながらフリーライターをしつつも、ようやく新しい会社での仕事が決まった1995年に、発売されたのがWindows 95だ。 Windows 95は、マイクロソフトのオペレーティングシステムである。…

ツァラトゥストラはかく語りき

No.3141【名曲喫茶 浮月堂】難解だが有名曲「ツァラトゥストラはかく語りき」 「ツァラトゥストラはかく語りき」は、ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩だ。 「ツァラトゥストラはかく語りき」は、ドイツの思想家ニーチェの同…

HELP!

No.3140【今日の1曲】ビートルズの代表曲「HELP!」 ビートルズで好きな曲と言えば「Can't Buy Me Love」と「A Hard Day's Night」と「HELP !」の3曲だろうか。 「HELP !」はビートルズの1965年の曲で、全英ヒットチャートとビルボードホット100の両方…

リフレインラブ

No.3139【レトロスペクティブ】素晴らしいギャルゲー「リフレインラブ」 テレビゲームが好きではなかったおれが33歳から2年間だけハマった。そしてプレステ、プレステ2、ドリームキャストの3台のゲーム機を購入した。2年間にプレイしたソフト は「バイオ…

神戸元町 淡水軒

No.3138【今日のレトロ店】コシのある麺が絶品「神戸元町 淡水軒」 神戸の元町にある、元町高架通り商店街(通称モトコー)にあった淡水軒は実に美味しかったんだ。 淡水軒は、センター街を途中で北(山側)に向かい、モトコーの入口にある中華料理屋だ。店…

恋におちて

No.3137【今日の映画】許されない行為だが「恋におちて」(1984) 広末涼子の不倫問題が話題になっている。古来より不倫は許されない行為だし、江戸時代は男は処刑されたり、女は縛られて街の晒し者にされた。今でも中近東では男女共に斬首される。しかし、…

ヴィレッジヴァンガードの夜

No.3136【浮月堂 JAZZ名盤紹介】伝説のライブ「ヴィレッジヴァンガードの夜」 ジャズクラブの名門ヴィレッジヴァンガードで、1963年に録音されたソニー・ロリンズトリオの「ヴィレッジヴァンガードの夜」はなかなかの名盤だ。 「ヴィレッジヴァンガードの夜…

もう一度

No.3135【今日の1曲】歌手復帰時代の名曲「もう一度」 竹内まりやの名曲「もう一度」は、1984年に発表された10枚目のシングルだ。 「もう一度」は、結婚・出産で、一時的にリタイアしていた竹内まりやが歌手として久々に出したアルバム「VARIETY」の中の1…

「掲載禁止」

No.3134【今日の1冊】深夜には読みたくない「掲載禁止」 フジテレビの伝説的フェイクドキュメンタリー「放送禁止」。それを制作した長江俊和の著書「掲載禁止」はたまらなく怖い小説だ。 「掲載禁止」の5つの話のうち、<原罪SHOW>が秀逸で一番怖い。殺人…

グリコ カフェオーレ

No.3133【今日のドリンク】ミルクコーヒーにあらず「グリコ カフェオーレ」 コーヒー系ドリンクとしては、コーヒー牛乳が圧倒的なシェアを占めていた時代に、グリコのカフェオーレの発売は衝撃的だった。 グリコのロングセラー商品「カフェオーレ」は昭和54…

「デザートはあなた」

No.3132【今日も1冊】世の男性たちの憧れか「デザートはあなた」 森瑶子の最晩年の傑作は「デザートはあなた」だろう。恋愛や不倫小説の多い森瑶子の作品の中でも異色の作品だ。 食事はセクシーであるべき、という確固たる持論を持つ、広告代理店勤務でプレ…

交響曲第四番

No.3131【名曲喫茶 浮月堂】最小の楽器編成だが良い「交響曲第四番」 ベートーヴェンの「交響曲第四番」は、古典的な作風で知られた交響曲である。 ベートーヴェンによる4番目の交響曲として1807年に作曲された「交響曲第4番 変ロ長調 作品60」は、他の交…

心の愛

No.3130【今日の1曲】心に響く名曲「心の愛」 スティービー・ワンダーの名曲「心の愛」(1984)の元のタイトルは長い。興味のある人は写真をご覧下さい(笑) 「心の愛」は、映画「ウーマン・イン・レッド」のサントラに使用され、アカデミー歌曲賞とゴールデ…

エメロンシャンプー

No.3129【レトロスペクティブ】画期的だった街頭CM「エメロンシャンプー」 高校生ぐらいまでは、入浴時のシャンプーと言えばエメロンシャンプーだった。 エメロンシャンプーは、1965年にライオンから発売されたシャンプーである。 当時のシャンプーは、今み…

阪急十三 印度屋

No.3128【今日のレトロ店】本当に美味しい店「阪急十三 印度屋」 阪急十三駅西口を下車して、交差点の近くにあるカレーショップ印度屋は本当に美味しい店なのだ。 印度屋はカウンターだけの店だが、店内に漂うカレーの匂いが良くて食欲をそそられる。カレー…