浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

Transit

No.3845【今日の1曲】「Transit」 Transit(トランジット)とは、飛行機で直接目的地に行くのではなく、乗り換えや燃料補給のために空港に着陸することを意味する。 小林麻美の歌う「Transit」は夜間飛行を思わせるようなムーディーさがたまらない。井上陽…

「東京タワー」

No.3844【今日の1冊】「東京タワー」 江国香織の名作「東京タワー」がドラマ化されている。刊行が2001年、映画化が2005年で、公開時に観に行った。今から19年前のことだ。 大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史(しふみ)と過ごす甘く緩やかなひと時、世…

横綱あられ

No.3843(再)【今日の菓子】「横綱あられ」 なんとなくお徳な感じがする菓子は天狗製菓の横綱あられだろう。写真は違うが縦長の袋にたくさん詰まっていた。 京都市伏見区の天狗製菓は昭和27年創業の菓子メーカーだ。頭をひねる(考える)ことから思いつき、…

カフェデュモンド

No.3842(再)【今日のレトロ店】「カフェデュモンド」 カフェデュモンドはニューオリンズにある喫茶店で、ベニエという小麦の菓子とチコリコーヒーがウリの店だった。ミスタードーナツの経営母体であるダスキンが日本でもチェーン展開していた。近畿にも何…

青空のマリー

No.3841【今日の1曲】「青空のマリー」 日本最古のバンドのムーンライダーズが、1982年にリリースした「青空のマリー」は天気の良い日曜日の昼下がりに聴きたい曲だ。晴れ晴れとした青空がだんだん黄昏に近づくような曲でもある。 かつてはフランスのヌーヴ…

香水をつけてみる

No.3840【癒やされる時間】「香水をつけてみる」 人によって好き嫌いはあるものの、香水はいいものだ。良い匂いのものに出会うと癒やされる。おれは用途により、ジバンシーのウルトラマリン、バーバリーのウィークエンド、サムライを使い分けている。 自分の…

ロルバーン

No.3839(再)【おれの愛用品】「ロルバーン」 30代の頃から現在までよく使うノートはロルバーンだ。サラリーマン時代は販促アイデアや思いついたキャッチコピーをどんどん書いていた。 ロルバーンはとにかく表紙がいい。無地のカラーもあれば様々なデザイン…

桃屋  江戸むらさき特級

No.3838(再)【原田家御用達】「桃屋 江戸むらさき特級」 少し変わっているが、おれは自宅で夕食を食べる時はおかずを先に食べてしまう。その後にご飯をお茶漬けや味付け海苔で食べて終わる。この食べ方は京都の老舗料亭の女将さんに教わった。おかずとご飯…

クリフォード・ブラウン ウィズ ストリングス

No.3837(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】「クリフォード・ブラウン ウィズ ストリングス」 ジャズマンの夢は、ストリングス(弦楽団)との演奏である。スタン・ゲッツもポール・デスモンドも、チェット・ベイカーも、MJQもキャノンボール・アダレイもストリ…

ウルトラマリン

No.3836(再)【おれの愛用品】「ウルトラマリン」 20代から香水が好きで、自分で買ったものや、人からいただいた物も含め、50~60種類ほど使用してきた。その中で、最終的に愛用する香水は3つになり、仕事用、プライベート用、特別な女性との逢瀬用に使い…

梅田 とんかつ豚晴

No.3835(再)【今日のレトロ店】「梅田 とんかつ豚晴」 おれが初めてとんかつを食べたのは、今はなき梅田の名店「豚晴(とんはる)」だった。食べたのは小学生の頃だから、かなりの老舗だ。 豚晴は何を食べても美味しかったし、とんかつだけじゃなく大きな…

4月になれば彼女は

No.3834【今日の1曲】「4月になれば彼女は」 アメリカが誇るデュオコンビのサイモンとガーファンクルが1966年にリリースした「4月になれば彼女は」は奥深い。 出逢った彼女が亡くなる歌なのか、と思えばそうでもないようにも思える。ポール・サイモンの書…

「さよならは、カンパリソーダ」

N3833(再)【今日の1冊】鼻の奥がツンとする小説「さよならは、カンパリソーダ」 久しぶりに喜多嶋隆のデビュー作「さよならは、カンパリソーダ」をKindleで再読してみた。懐かしいね。 「さよならは、カンパリソーダ」は今から40年前に発表された小説だ。…

千鳥屋宗家 大納言清澄

No.3832(再)【今日の菓子】食感が素晴らしい茶菓子「千鳥屋宗家 大納言清澄」 30代の時に茶道(裏千家)を習っていた。週に1回のお稽古(笑)に通っていたのだが、その茶席で初老の女性師範が供する和菓子が好きだった。 濃茶と共に師範の用意する菓子は普…

バカラのウヰスキーグラス

No.3831(再)【おれの愛用品】ウヰスキーはこれで飲む「バカラのウヰスキーグラス」 写真のバカラグラスを3個持っている。たまたま同じデザインのものが3個集まったわけだ。一つは付き合っていた女性から。一つは不倫相手から。そして一つは31歳で亡くな…

ショパン 夜想曲第二番

No.3830(再) 【名曲喫茶 浮月堂】ロマンチックで悲しい曲「ショパン 夜想曲第二番」 クラシックでピアノを聴くならショパンだ。やはり夜想曲(ノクターン)第二番が一番いい。 タイトルはわからなくてもこの優しいピアノ曲をを聴いたことがある人は多いと…

マイピュアレディ

No.3929(再)【今日の1曲】尾崎亜美といえばこの曲「マイピュアレディ」 尾崎亜美といえば、杏里に提供した「オリビアを聴きながら」か松田聖子に提供した「天使のウインク」が有名だが、われわれ世代はやはり「マイピュアレディ」だ。 「マイピュアレディ…

Kaori Muraji Plays Bach

No.3928【癒やされる音楽】深夜に聴きたいアルバム「Kaori Muraji Plays Bach」 15歳でクラシックギタリストとしてデビューした村治佳織が、バッハの曲を演奏した「Kaori Muraji Plays Bach」は良いアルバムだ。 深夜に熱い紅茶か、ブランデーの水割りを飲み…

アラビアの真珠

No.3927(再)【原田家御用達】京都最高の喫茶店の味「アラビアの真珠」 京都で一番有名な喫茶店はイノダコーヒだ。イノダコーヒーではなくイノダコーヒが正しい店名だ。覚えましたか。 「京都の朝はイノダから始まる」のキャッチフレーズと共に、イノダコー…

トミーズのあん食

No.3926(再)【今日のパン】 バターを塗るとたまらない「トミーズのあん食」 関西の個性的なパン屋といえばトミーズだろうか。トミーズは関西に4店舗あり、神戸人なら誰もが知っている。 トミーズの三宮店は、阪急神戸三宮駅の西出口から歩いて1分の高架…

コレスキキのマグカップ

No.3925(再)【おれの愛用品】深い緑に魅了される「コレスキキのマグカップ」 雑誌「珈琲時間」を読んでいたら美しい美濃焼の織部のマグカップがあり買ってしまった。 美濃焼は名前の通り、安土桃山時代から続く岐阜の陶器の総称だが、織部または織部焼はそ…

岩井製菓のサイダー飴

No.3923(再)【今日の菓子】飴ならではの炭酸系「岩井製菓のサイダー飴」 昔からあるカンロ飴、純露などの飴が好きではなかった。かなり昔から炭酸飲料系の飴が好きだった。意外にサイダーやコーラなどの飴は古くから存在したんだ。 ここ数年は京都の岩井製…

リボンシトロン

No.3922(再)【レトロスペクティブ】懐かしい味は健在「リボンシトロン」 かなり昔にリボンちゃんと言うキャラクターを使い、テレビのコマーシャルをしていたのが炭酸飲料のリボンシトロンだ。もう永く飲んでいないので味は忘れたが、確かキリンレモンか三…

ハミングバードカフェ

No.3921(再)【今日のレトロ店】カフェバー世代に嬉しい「ハミングバードカフェ」 阪急の石橋阪大前駅近くにハミングバードカフェがある。前に行ったのは高校時代の友人と15年ぐらい前だったか。 コーヒーも飲めるが正確にはカフェではない。夕方にオープン…

大江戸捜査網のテーマ

No.3920(再)【名曲喫茶 浮月堂】心が沸き立つ音楽「大江戸捜査網のテーマ」 今日はいつものクラシックではなく、時代劇のテーマ曲なのにオーケストラでよく演奏される曲をご紹介したい。 「大江戸捜査網」は1970年から1984年まで放映された時代劇で、表の…

Can't Buy Me Love

No.3919(再)【今日の1曲】阪急岡本的な曲「Can't Buy Me Love 」 世界に冠たるロックグループのビートルズ。その中でも好きな曲は多いが、やはりおれは「Can't Buy Me Love」が好きだ。世界のロックグループでおれが一番好きなのはビーチボーイズとビート…

大分県産  蘭王

No.3918(再)【原田家御用達】実に美味しいブランド卵「大分県産 蘭王」 ある時から、うちで購入する卵は2種類になった。ひとつはJAの価格の安い卵、もうひとつはブランド卵の蘭王だ。 蘭王は大分県産の玉子で、安心して鶏に与えられるパプリカ(赤ピーマ…

「梅安蟻地獄」

No.3917(再)【今日の1冊】池波正太郎の傑作「梅安蟻地獄」 おれが中学生の頃に読んでいた池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安」全7巻を、改めてKindleで読んでいる。やはり傑作だ。「仕掛人・藤枝梅安」は、池波作品「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される…

森永ハイクラウン

No.3916(再)【今日の菓子】当時最高の大人なチョコ「森永ハイクラウン」 森永製菓が洋風煙草の箱をイメージさせたハイスペックなチョコレートを1964年に発売した。それがハイクラウンだ。 当時は板チョコ全盛の頃だったわけだが、おれが幼少の時はなんて大…

懐紙と懐紙入れ

No.3915(再)【おれの愛用品】懐紙を持つ生活「懐紙と懐紙入れ」 サラリーマン時代の数年間、茶道(裏千家)を習っていた。その入門時に初老の女性師範に選んでもらった懐紙入れを今も使っているんだ。 懐紙とは茶道で使用する和紙のことで、着物の懐に常備…