宝塚 炭酸煎餅

No.3314
【今日の菓子】
ついつい買う銘菓
「宝塚 炭酸煎餅」

10枚食べても食べた気がしない不思議な菓子・炭酸煎餅。有馬温泉や中山観音にも売っているし、宝塚の銘菓でもある。

武庫川の川底からは今も炭酸が湧き出て、宝塚にある温泉では炭酸水の温泉が楽しめるのだが、これがなかなか心地良いのだ。また、阪急電鉄宝塚駅を降りて、そこから続く〈花のみち〉は季節の花が咲いており、散歩にはいいコースだ。そこで売っている炭酸煎餅は、有馬温泉などで売っているものとあまり違いはないけれど、やはり買ってしまう。

宝塚の炭酸煎餅は、パッケージに池田理代子の名作「ペルサイユのばら」のイラストのものもあり、それはそれで楽しい。
★★★☆☆

 

「社内探偵」

No.3313
【今日の1冊】
理想の社内環境をめざす
「社内探偵」

サラリーマン時代、一時期総務部に所属先したことがある。おれが担当したのは人事だった。大手の会社は総務部と人事部は別にあるのだが中小企業は総務部が人事も担当する。

かたおかみさお「社内探偵」はよく出来た面白いコックスだ。企業の人事部に所属する久我ありさは〈社内探偵〉と異名を取るほどの辣腕で社内のトラブルを解決していく。それは不倫であったり、社内の苛めであったり、能力のある人の低評価を覆したり様々だ。ある時はお局課長や社長すら利用して、正しい企業の在り方を目指す。

企業人事に関しては、渡辺獏人の名作「人事課長鬼塚」があるが、「社内探偵」の久我ありさは末席社員として全力を尽くすところがいい。おれが勤務したいくつかの会社はどこも学閥、老害、深夜まで残業が当たり前なブラックな企業ばかりだった。せめてあの時に久我ありさみたいな人事部員がいてくれたらな、と思った。
★★★★★

チェロ協奏曲

No.3312
名曲喫茶 浮月堂】
イケメンがやりよる
「チェロ協奏曲」

ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」はチェロによる演奏の最高傑作と呼ばれている。

「チェロ協奏曲」は、ドヴォルザークにより1895年に作曲された協奏曲だ。音楽的にはチェコアメリカをミックスした感じがして、なかなかいい。ドヴォルザークの作品の中では、交響曲第九番新世界より」と弦楽四重奏曲第十二番「アメリカ」と並ぶ作品だ。

「チェロ協奏曲」は、フランスのチェロ奏者ゴーティエ・カピュソンの演奏がいい。40代のイケメンチェロ奏者だが、演奏は素晴らしいに尽きる。
★★★☆☆

【カピュソン 演奏】
https://youtu.be/FVKb3DwPFA8?si=X3gsPFSZSIxtDx_T

 

サタデーナイトフィーバー

No.3311
【今日の1曲】
一世を風靡したダンス曲
「サタデーナイトフィーバー」

ビージーズの「サタデーナイトフィーバー」は、当時を一世風靡したディスコミュージックである。

1977年公開の映画「サタデーナイトフィーバー」のテーマ曲で、街のあらゆる所やラジオから流れていた。映画は、しがないペンキ職人の青年(ジョン・トラボルタ)が土曜日の夜だけディスコでダンスに熱中し、やがてディスコキングになる話だった。

20歳の頃、勤務した工場に高校の先輩がおり可愛がってもらった。その先輩には何度かディスコに連れて行かれたのだが、そこではまだ「サタデーナイトフィーバー」が流れていた。映画の後も〈フィーバー、過熱する〉という言葉だけはいつまでもパチンコの世界に残っている。
★★★☆☆

【サタデーナイトフィーバー】
https://youtu.be/b2OVdqJEeMg?si=giHW7K7SbKm1-8YC

【映画】
https://youtu.be/GChithtlBTo?si=obde3Wq7AMz0Cn0P

 

シーマン

No.3310
【レトロスペクティブ】
面白いが不愉快なゲーム
シーマン

まるでテレビゲームには縁のない人生だったのだが、34歳の時にハマり、プレステ、プレステ2、セガサターンドリームキャストの4台のゲーム機を買い、36歳でなぜか一切やめてしまった。

1999年に発売されたドリームキャスト用シュミレーションゲーム「シーマン~禁断のペット」は面白いのだが、不愉快なゲームだった。シーマンという顔が男性、体が魚の奇妙な生物を育成するわけだ。出張で1週間プレイしないと、「ほったらかしかよ、無責任な奴」と悪態を突き、「うるさい!」と反論すると「うるさいのはお前だよ」と言い返される。3ヶ月プレイしないと、水槽は汚れて「早く水を換えろ!」と怒る。面白いのだがだんだん不愉快になりやめてしまった。

ゲームに熱中した3年間にプレイしたものは10作品ほどだが、その中でもシーマンは特異なゲームだった。
★★☆☆☆

 

 

三番街 ぶぶ亭

No.3309
【今日のレトロ店】
両方食べられる貴重な店
「三番街 ぶぶ亭」

たこ焼きで好きなのは、阿倍野のやまちゃんで、明石焼き神戸元町のたちばなだ。梅田で食べる時は、三番街のぶぶ亭に行きます。

ぶぶ亭はかなり昔からある店で、たこ焼きも明石焼きも両方食べられる。やまちゃん、たちばなには及ばないが、ぶぶ亭も普通に美味しい。

ぶぶ亭に行くと、おれは必ず、たこ焼きと明石焼きを一緒に頼み、3個ずつ交互に食べる。明石焼きにソースを塗るのも意外に美味しい。
★★★☆☆

 

アトミックベイシー

No.3308
【浮月堂  JAZZ名盤紹介】
スイングジャズの最高傑作
「アトミックベイシー」

スイングジャズ(ダンス音楽から派生した楽団のジャズ)ではデューク・エリントンの〈デューク〉は公爵という意味で、カウント・ベイシーの〈カウント〉は伯爵を意味する。そんなカウント・ベイシーの名盤が「アトミックベイシー」だ。

「アトミックベイシー」は、カウント・ベイシー楽団が1958年に発表したアルバムだ。天才編曲家のニール・ヘフティが全曲アレンジをしており、特に1曲目の「レッドバンクから来た男」が実に素晴らしい。ホーンの間をベイシーの弾く素早いピアノがいいんだ。

本盤は名誉ある第1回のグラミー賞を受賞しており、スイングジャズとは何かがわかる作品でもある。残念なのは、ジャケットに原子爆弾を使用していることか。
★★★★☆

【レッドバンクから来た男】
https://youtu.be/G83M39syWDA?si=HculLwSP9T5gJVYc