浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「クイーンエメラルダス」

No.3820
【今日の1冊】
不滅のキャラクター
クイーンエメラルダス

小説と随筆ばかり読んでいたので、たまには漫画を読もうと、松本零士の名作の「クイーンエメラルダス」を読む。

大宇宙の魔女と呼ばれ、「めぐり合った者は必ず死ぬ」とも噂される謎めいた女海賊エメラルダスは、『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』『ニーベルングの指環』といった数々の他作品にも重要な役回りで登場するなど、長きにわたって松本零士の作品世界を支え、ファンからも愛されてきたキャラクター。

松本零士作品は殆ど読んだのだが、唯一「クイーンエメラルダス」は未読だった。ハーロックアルカディア号と同等の力を持つクイーンエメラルダス号に乗り、宇宙を旅するエメラルダスの謎に包まれた過去、さまよう理由を描いている。やはり松本零士作品は我々の永遠の憧れなのだ。
★★★★★

https://youtu.be/dJS-llyojr8?si=H3bMRzsv0L5ayli5


 

 

池田水月公園の梅

No.3819(再)
【季節の花】
梅は咲いたか桜はまだかいな
「池田水月公園の梅」

昔から桜より梅が好きだ。常用する手ぬぐいも梅の柄だし、わざわざ桜の名所に行くことはないが、観梅には毎年出かけていた。

北摂の梅の名所では、安産祈願で知られる中山寺の梅林公園か、池田の水月公園に毎年行っていた。特に水月公園は見に来る人が少ない割りに梅の種類も多く素晴らしい場所だった。

水月公園の梅の花の満開時は良い香りが漂う。紅色や白色など梅の花は種類が多い。おれは御所紅という名の薄桃色の梅が好きだ。淡い色味が儚くていい。
★★★★★

 

 

豊島屋の鳩サブレ

No.3818(再)
【今日の菓子】
サブレの中のサブレ
「豊島屋の鳩サブレ」
 
明治創業の、鎌倉にある豊島屋。豊島屋と言えば鳩サブレだ。鎌倉を代表する菓子であり土産物だ。
 
友人から鎌倉土産に貰った紙箱の鳩サブレがあまりに美味しくて、一時期は缶の大箱を豊島屋から取り寄せていた。同じサブレでも、ココナッツサブレとはまた違う美味しさで、バターの香りと優しい口溶けがたまらなかった。
 
サブレの中のサブレ、サブレの王様たる鳩サブレだが、容赦なく値段が高い。缶の44枚入りが5400円では買う時に一瞬ためらう。しかし結局は買ってしまうほど鳩サブレは美味しい。
★★★★★

 
 

ハービス梅田  そじ坊

No. 3817(再)
【今日のレトロ店】
貴重な生山葵が嬉しい
「ハービス梅田  そじ坊」

サラリーマン時代の金曜日の夜はマルビル地下のインド料理屋アショカか、NU茶屋町にあったグリル梅田での外食だった。しかしたまにハービス梅田のそじ坊で食べていた。

そじ坊はチェーン店の蕎麦屋だ。お初天神の瓢亭や北新地の喜庵よりは落ちるもののハービス梅田店は居酒屋も兼ねていて、薩摩揚げ等を肴に日本酒を飲み、最後は天ざるで締めていた。そじ坊で特筆したいのはわさびだ。普通の蕎麦屋みたいにチューブから出した練りわさびを添えるのではなく、生山葵が出るのだ。それを卸金で擂り蕎麦を楽しむ。残った生山葵は小さなビニール袋が貰えるので持ち帰ることが出来るのだ。持ち帰った生山葵は自宅で蕎麦を食べる時に使用していた。なかなかいいんだ。

余談だが、安い蕎麦屋の天ざるはざる蕎麦のつけ汁で食べるのだが、老舗などに行くとちゃんと天婦羅用のだしが出る。やはり天婦羅はだしがないと。ちなみにそじ坊はだしが付きます。
★★★☆☆

 

僕等のダイアリー

No.3816(再)
【今日の1曲】
実はH2Oの隠れた名曲
「僕等のダイアリー」

H2Oと言えばたいていの人が代表曲に「想い出がいっぱい」を挙げるけれど、おれ的には「僕等のダイアリー」だ。

相米慎二監督、薬師丸ひろ子主演の映画「翔んだカップル」はフジテレビでドラマ化されており、なかなか人気が高かった。そのエンディングテーマがH2Oの「僕等のダイアリー」だった。

たかが恋などと
言ってくれるなよ
僕には大問題だ 
ややこしくて
女心にはまるでお手上げさ
大胆不敵な天使
敵わないよ

新人デュオの割りに詞も曲もいいのは作詞作曲が来生えつこ来生たかお姉弟だからだ。
★★★★☆

【僕等のダイアリー】
https://youtu.be/azz7_UONdE0?si=sr9U4ezfV3-K_N6_

 

めくれたオレンジ

No.3815(再)
【今日の1曲】
<歌モノ>のNo.1
「めくれたオレンジ」

東京スカパラダイスオーケストラはあまり聴かないしライブもGFに付き合って1回だけ観たぐらいなのだけれど。

そんなスカパラの曲の中で唯一カラオケでも熱唱していたのが「めくれたオレンジ」だ。スカパラの曲は楽器演奏だけの、いわゆるインストゥメンタルだが、何曲かは外部のシンガーを招き<歌モノ>をやる。「めくれたオレンジ」はオリジナル・ラブ田島貴男がヴォーカルを担当している。田島貴男の味のある声にスカパラの迫力の演奏がすごくハマる。

ユニコーン奥田民生などスカパラの<歌モノ>は多々あるが、やはり田島貴男の「めくれたオレンジ」がNo.1だよ。
★★★★★

【めくれたオレンジ】
https://youtu.be/55Qv-CuDl-4

【歌詞】
https://j-lyric.net/artist/a00072c/l0018a9.html

 

満ちてゆくぼく

No.3814(再)
【癒やされる時間】
イラストレーターの絵本
「満ちてゆくぼく」

頭が疲れた時、おれは薄めのコーヒーと静かなジャズ、そして太田朋さんの絵本がいい。

太田朋さんの絵を知ったのはサンテレビ(関西圏放映のテレビ局。チャンネルは3)の放映終了のクロージング映像と、開始のオープニング映像に惹かれたからだ。「満ちてゆくぼく」はストーリーのない癒しの絵本だ。太田朋さんは絵本作家ではなくイラストレーターだ。だからこそストーリーにこだわらず、見るだけで心に響くんだ。

太田朋さんの活躍の場は神戸で、作品展にも何回か行ってお話したことがある。絵本同様に癒される女性でした。
★★★★★

サンテレビ クロージング】
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm3884656