浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

桜餅

No.4113(再)【今日の菓子】「桜餅」 好きな和菓子のひとつに桜餅がある。味はもちろん、形状も素敵な和菓子だ。 桜餅は一般的には関西は道明寺餅と呼ばれ、藤井寺市にある道明寺由来の道明寺粉を使用して作られる。対して関東は長命寺餅と呼ばれ、関西のよ…

誰より好きなのに

No.4112(再)【今日の音楽】「誰より好きなのに」 松任谷由実は17枚目のアルバム「DA・DI・DA」以降聴かなくなった。なんかだんだんユーミン=恋愛という図式で聴くのが辛くなってきたからだ。その代わりに聴くのは古内東子になった。彼女の「誰より好きな…

「ニシノユキヒコの恋と冒険」

No.4111(再)【今日も読書】「ニシノユキヒコの恋と冒険」 かなり前に映画化作品を観て最高に良かったので、川上弘美の小説版を初めて読んでみた。Kindle261冊目です。 ニシノくん、幸彦、西野君、ユキヒコ。姿良しセックス良し。女には一も二もなく優しく…

「天使のナイフ」

No.4110【今日の読書】「天使のナイフ」 北方謙三の永いシリーズが終わったと思えば、悲劇的な事件のノンフィクション、被害者家族による加害者への復讐、少年犯罪に関する小説を読んだ。少し疲れながらも、薬丸岳「天使のナイフ」を半日で読む。 犯人は、13…

バージンブルー

No.4109(再)【今日の音楽】「バージンブルー」 おれが二十歳の頃はちょっと変わった炭酸飲料が流行っていた。コカ・コーラの対抗炭酸飲料として登場したsasukeとかホワイトコーラとか、キリンからは「キリンレモン2101」という青いデザインの商品が発売さ…

RICOH オートハーフ

No.4108(再)【レトロスペクティブ】「RICOH オートハーフ」 RICOH(リコー)が1961年から1979年まで発売したカメラ「オートハーフ」は全世代に人気のあった機種だ。 この頃の携帯に便利な機種はハーフサイズカメラが多かった。小さいからハーフサイズカメ…

江戸寿司

No.4107(再)【今日のレトロ店】「江戸寿司」 もう閉店してしまったが、ホワイティ梅田に江戸寿司という美味しい鮨屋があった。 江戸寿司は、ホワイティ梅田の泉の広場に向かう道にある鮨屋でカウンターだけの店だった。店にはコワモテの大将と年若い女の子…

味カレー

No.4106(再)【今日の菓子】「味カレー」 かなり昔から駄菓子屋で売っていた「味カレー」。おれは正式な名前を知らなくて、カレーあられと呼んでいたが、確かにあられではない。 味カレーはやまと製菓から昭和35年に発売されたカレースナックだ。その名前か…

「ジャッジメント」

No.4105【今日の読書】「ジャッジメント」 自分の家族や愛しい人が殺された時、自分ならどうするか。加害者を殺したいと思うか、司法に委ねるか。それをテーマにした小林由香「ジャッジメント」を読む。 大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやり…

「事件の涙」

No.4104【今日の読書】「事件の涙」 久しぶりに犯罪事件のノンフィクション「事件の涙」を読む。これはジャーナリストの高木瑞穂が9つの事件を追い、被害者家族に焦点をあてたものだ。 前橋高齢者連続強盗殺人から京都アニメーション放火殺人まで重大事件に…

キャプテンのひやしあめ

No.4103(再)【今日のドリンク】「キャプテンのひやしあめ」 夏になると飲みたくなるのがアイスコーヒーとひやしあめだ。ひやしあめは夏だけではなく、お湯を入れて「あめ湯」としても飲みたくなる。 希釈シロップメーカー「キャプテン」のひやしあめは600m…

新梅田食堂街 マルマン

No.4102(再)【今日のレトロ店】「新梅田食堂街 マルマン」 サラリーマン時代、残業が続き、午後10時頃に梅田に着くのは中途半端だった。ホワイティ梅田はラストオーダーに近いし、そうなるとやはり新梅田食堂街がありがたかった。 新梅田食堂街で遅くまで…

スマートボール

No.4101(再)【レトロスペクティブ】「スマートボール」 昔は縁日の露店には様々なものがあった。服部天神の十日戎の露店には、ひよこ釣りや鰻釣りなんかもあった。そんな中で消えてしまったものにスマートボールがある。 スマートボールを簡単に説明すると…

「クヌルプ」

No.4100【今日の読書】「クヌルプ」 ヘルマン・ヘッセの随筆集が好きなので、小説「クヌルプ」を読む。小説というよりは大人の童話かも知れない。 第一次世界大戦下に刊行され、戦火を越えて読まれ続け、『車輪の下』に次いで、最も多くの版を重ねた一編。年…

いちご白書をもう一度

No.4099(再)【今日の音楽】「いちご白書をもう一度」 フォークデュオのバンバンの「いちご白書をもう一度」は1975年のヒット曲だ。 「いちご白書」は1970年のアメリカ映画で、平和な大学に軍の施設を建てようとする体制側に反抗する学生たちの姿を描いてい…

ドンクのクイニーアマン

No.4098(再)【今日の菓子】「ドンクのクイニーアマン」 好きな菓子パンはクリームパンとあんフライとクイニーアマンだ。クイニーアマンはドンクのものが一番美味しい。 クイニーアマンとはフランスのブルターニュ地方のパンで、カテゴリー的にはパンであり…

AT BASIN STREET

No.4097(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】「AT BASIN STREET」 早逝した天才トランペッターのクリフォード・ブラウンと言えばやはり職人ドラマーのマックス・ローチだ。ジャズ界きっての名コンビの2人は名盤が多い。「AT BASIN STREET」は、ブラウンが亡くなる…

西宮ヨットハーバー

No.4096(再)【今日の聖地】「西宮ヨットハーバー」 伊丹空港と共に、頭が疲れた時に行くのが西宮ヨットハーバーだ。ここは堀江謙一のマーメイド号を停留させていた所として知られている。 決して青く澄んだきれいな海ではないが、黄昏時には夕陽を浴びたヨ…

京阪電車ぼっち席

No.4095(再)【今日の不思議】「京阪電車ぼっち席」 京阪沿線の内科クリニックに勤務していたことがある。それまで阪急沿線か大阪メトロの駅近くでしか働いたことがなかったので、京阪電車は何もかも目新しかった。一番驚いたのは、車輌の中に1人用の座席…

渚のオールスターズ

No.4094【今日の音楽】「渚のオールスターズ」 メッセージソングや応援ソングが苦手だ。音楽番組を観ていても、若手シンガーがメッセージを力強く歌っている。でもシニア世代のオヤジにはしんどいんだよ、それが。 夏によく聴く音楽ユニットに「渚のオールス…

オールドスパイスクラシック

No.4093【今日の化粧品】「オールドスパイスクラシック」 永くアフターシェーブローションは苦手だった。髭剃り後につけると沁みるのが嫌だった。女性はわからないと思うが、髭剃りは眼に見えない無数の傷が出来るため、アフターシェーブローションが沁みる…

「第一阿房列車」

No.4092(再)【今日の読書】「第一阿房列車」 このところ宮脇俊三、関川夏央、酒井順子の鉄道紀行随筆ばかり読んでいた。鉄道紀行随筆の草分けはやはり内田百閒だろうか。内田百閒は夏目漱石門下の小説家であり、随筆家だ。代表作はやはり「阿房列車(あほ…

ドクターペッパー

No.4091(再)【今日のドリンク】「ドクターペッパー」 初めてドクターペッパーを飲んだのは確か高校の時だった。学食の中に自販機があり、紙コップで飲んだ。 コカ・コーラに似ているのだが味は全然違う。強烈なニッキ(肉桂)の味がしており、変なドリンク…

カツシカセルロイドのピルケース

No.4090(再)【おれの愛用品】「カツシカセルロイドのピルケース」 ポリカーボネートより弱くプラスチックより重い。そんな素材のセルロイドが好きだ。昔はオモチャや日用品はかなりセルロイドが使用されていた。 セルロイドは、硝酸セルロースに樟脳(しょ…

観覧車

No.4089【今日の苦手】「観覧車」 昔から高い場所が苦手だ。当然ジェットコースターもだめなのでデートで遊園地等に行ったことがない。いつの頃か観覧車すら乗れなくなった。 東京在住のGFが来阪した時に、せがまれて仕方なくヘップファイブの観覧車に乗った…

きしめん  あまの

No.4088(再)【今日のレトロ店】「きしめん あまの」 八丁味噌が好きだ。八丁味噌は赤だしに使用する味噌で名古屋の名産である。名古屋では八丁味噌を使用した料理が多々あり、おれはそんな料理が好きだった。 梅田のホワイティのはずれにある、きしめんあ…

亀田製菓のカレーせん

No.4087(再)【今日の菓子】「亀田製菓のカレーせん」 昔から好きで買っていたのは亀田製菓の「カレーせん」だろうか。とにかくここのカレー煎餅は美味しいんだ。 正確には一般的な概念の煎餅ではないと思われる。妙にふわふわした食感は堅く奥歯で噛み砕く…

クラリネット協奏曲

No.4086(再)【名曲喫茶 浮月堂】「クラリネット協奏曲」 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1791年に作曲した、クラリネットと管弦楽のための協奏曲の「クラリネット協奏曲イ長調 K. 622」はなかなか良い曲だ。 クラシックを聴く人以外ではクラリ…

赤玉スイートワイン

No.4085(再)【レトロスペクティブ】「赤玉スイートワイン」 たまにフランス料理を食べに行っても、ワインを注文せず、ジンジャーエールかペリエにしている。あまりワインが好きではないし、同伴女性がワイン好きなら付き合う程度だ。 純粋なワインではない…

「されど時は過ぎゆく」

No.4084【今日の読書】「されど時は過ぎゆく」 ついに北方謙三の「約束の街シリーズ」と「ブラディドールシリーズ」のミックス本の最終第18巻「されど時は過ぎゆく」を読む。1日で読み終えた。 この街の権力者・久納義正の元に一本の連絡が入った。その相手…