No.4159(再)
【おれの愛用品】
「ケロリン湯桶」
自宅の風呂場ではかなり以前からケロリン湯桶を洗面器として使用している。
ケロリンは内外薬品が大正14年に発売した解熱鎮痛剤で、ケロリン湯桶は底面に名前が入り広告宣伝として銭湯に普及した。銭湯好きなおれだが確かにどの銭湯にもケロリン湯桶はある。実はケロリン湯桶には関西と関東では違いがあるのだ。関東版は重さ360g 直径225mm 高さ115mmなのに対して、関西版は重さ260g 直径210mm 高さ100mmと一回り小さくなっている。これは関西関東の銭湯文化の違いで、かけ湯する時に関東は蛇口から湯を注ぐのだが、関西は浴槽から湯を汲む。だから関西の銭湯にあるケロリン湯桶は軽いのだ。ちなみにおれは関東用を使用している。
ケロリン湯桶はその頑丈さから半永久桶とも呼ばれている。なお、解熱鎮痛剤のケロリンは現在も販売されている。