浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「無影燈」

No.3983(再)【今日の1冊】「無影燈」 初期の医学小説、後期の偏愛恋愛小説の全てを通して、渡辺淳一の最高傑作は「無影燈」だ。これは間違いない。 優秀な外科医でありながら大学でのエリートの道を捨てた、どこか影のある直江庸介。看護師の倫子はそんな…

純露

No.3982(再)【今日の菓子】「純露」 UHA味覚糖の「純露(じゅんつゆ)」はそれほど好きな飴ではなかった。 約50年前に発売された「純露」は、べっこう飴と紅茶飴が入り、発売以来、味も形も変わっていない。大嫌いではなかったが、あまり好きではなかった…

一太郎

No.3981(再)【レトロスペクティブ】「一太郎」 「一太郎」はジャストシステムが開発して、1985年に発売したワープロソフトだ。 「一太郎」発売時、おれはデザイン会社のコピーライターだったのだが、担当するクライアント(お得意様)の一つがジャストシス…

「漢方小説」

No.3980【今日の1冊】「漢方小説」 毎日、漢方薬を飲み、鍼灸治療を受けている。30代のサラリーマン時代は健康茶のメーカーに勤務して、代替医療と東洋医学の勉強をしていた。タイトルに惹かれて、中島たい子「漢方小説」を読んでみた。 第28回すばる文学賞…

塚本  いちもんせん

No.3979(再)【今日のレトロ店】「塚本 いちもんせん」 JR塚本駅近くの整骨院で働いていた2年間、昼食と言えば、いちもんせんに日参していた。 いちもんせんは鮪丼とネギマ汁だけのお店である。ネギマ汁というのは少しエスニックな汁に葱とあまり火を通し…

ホルン洋菓子の黄身ロール

No.3978(再)【今日の菓子】「ホルン洋菓子の黄身ロール」 阪急十三駅から徒歩10分の所に洋菓子のホルンがある。この店もかなり古く、老舗だ。 あまり目立たない店だが、実は関西タレントの間では有名な店だ。お目当ては黄身ロールだ。卵黄をたくさん使用し…