No.4157
【今日の浮月堂随筆】
「おれの読書法」
読書が趣味だと言う人がいるが、おれの場合の読書は毎日のルーティンワークであって、趣味にはあてはまらない。
昔から読書する時は、様々な本を5冊ぐらい併読しており、それは今も変わらない。併読したら読む本の内容が混乱すると言う友人がいるが、小説の場合は1章ごとに別の小説を読めば問題はない。
高校時代に速読術をマスターしたので読むのも早い。
新書や単行本なら半日から永くて2日で読み終わる。
読んでいて、明らかにつまらない作品に出会うことがあるが、書店で買おうが、図書館で借りようが、そういう時は読むのをやめた方がいい。時間の無駄だ。本の半分まで読んでつまらなければ最後まで面白くなる可能性は少ない。要するに、本にも当たりはずれがあるわけだ。
社会人になって、主婦になって、子供ができたからと、本を読まなくなった、と言う人がいるが、それは言い訳だ。本を読む人はどれだけ忙しくても読む。隙間時間に読めばいいわけだ。
本を読むことはリズムであって、1冊読み終わったら、すかさず2冊目を読むべきだ。読書は隙間が出来ると、次の本を読むのがしんどくなる。
本を全く読まない年上の知人が2人がいたが、残念なことに若年性健忘症と認知症になってしまった。読書は脳の活性化に役立つ。紙の書籍でも電子書籍でもいいから読むべきだ。
意外に、若い人の方が本をよく読んでおり、読まないのは中高年層だ。
脳の活性化のためにも、本を読むことを勧めたい。