浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸寿司

No.3219【今日のレトロ店】大将の矜持が一流「江戸寿司」 もう閉店してしまったが、ホワイティ梅田に江戸寿司という美味しい鮨屋があった。 江戸寿司は、ホワイティ梅田の泉の広場に向かう道にある鮨屋でカウンターだけの店だった。店にはコワモテの大将と年…

交響曲第九番 合唱

No.3218【名曲喫茶 浮月堂】老舗名曲喫茶の矜持「交響曲第九 合唱」 交響曲第九を紹介するのは2回目だ。前回はカラヤン指揮ベルリンフィルの演奏だった。 東京渋谷にある名曲喫茶ライオンは昭和元年創業の老舗中の老舗だ。そのライオンが毎年大晦日に流すの…

堕ちた天使

No.3217【今日の1曲】忘れにくいフレーズ「堕ちた天使」 J・ガイルズ・バンドの「堕ちた天使」は1981年の世界的なヒット曲だ。 J・ガイルズ・バンドは1961年にボストンで結成されたロックバンドで、<アメリカのローリングストーンズ>と揶揄されるほど人気…

スマートボール

No.3216【レトロスペクティブ】勝率の良いアナログゲーム「スマートボール」 昔は縁日の露店には様々なものがあった。服部天神の十日戎の露店には、ひよこ釣りや鰻釣りなんかもあった。そんな中で消えてしまったものにスマートボールがある。 スマートボール…

新梅田食堂街 マルマン

No.3215【今日のレトロ店】何を食べても美味しい店「新梅田食堂街 マルマン」 サラリーマン時代、残業が続き、午後10時頃に梅田に着くのは中途半端だった。ホワイティ梅田はラストオーダーに近いし、そうなるとやはり新梅田食堂街がありがたかった。 新梅田…

AT BASIN STREET

No.3214【浮月堂 JAZZ名盤紹介】名コンビによる<慕情>「AT BASIN STREET」 早逝した天才トランペッターのクリフォード・ブラウンと言えばやはり職人ドラマーのマックス・ローチだ。ジャズ界きっての名コンビの2人は名盤が多い。「AT BASIN STREET」は、ブ…

「いちご白書」をもう一度

No.3213【今日の1曲】殺伐とした時代の名曲「いちご白書をもう一度」 フォークデュオのバンバンの「いちご白書をもう一度」は1975年のヒット曲だ。 「いちご白書」は1970年のアメリカ映画で、平和な大学に軍の施設を建てようとする体制側に反抗する学生たち…

「阿房列車」

No.3212【今日の1冊】用のない旅もいいものだ「第一阿房列車」 このところ宮脇俊三、関川夏央、酒井順子の鉄道紀行随筆ばかり読んでいた。鉄道紀行随筆の草分けはやはり内田百閒だろうか。内田百閒は夏目漱石門下の小説家であり、随筆家だ。代表作はやはり…

ドクターペッパー

No.3211【今日のドリンク】奇妙なクセになる味「ドクターペッパー」 初めてドクターペッパーを飲んだのは確か高校の時だった。学食の中に自販機があり、紙コップで飲んだ。 コカ・コーラに似ているのだが味は全然違う。強烈なニッキ(肉桂)の味がしており、…

梅田OSホテル

No.3210【今日のホテル】梅田夜遊びの定宿「梅田OSホテル」 いつ頃からか、梅田で酒を飲む時は学生の多い東通り商店街からお初天神通りに変わった。たまに終電を逃しても飲む時があり、その時は東梅田の梅田OSホテルに宿泊した。 梅田OSホテルは地下鉄東梅田…

クラリネット協奏曲

No.3209【名曲喫茶 浮月堂】クラリネットの魅力全開「クラリネット協奏曲」 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1791年に作曲した、クラリネットと管弦楽のための協奏曲の「クラリネット協奏曲イ長調 K. 622」はなかなか良い曲だ。 クラシックを聴く…

I Need to Be in Love

No.3208【今日の1曲】胸が熱くなる曲「I Need to Be in Love」 熱狂的なファンでないにしても、ミドル~シルバー世代の人がたいてい好きなのはカーペンターズだ。もちろんおれもすごく好きだ。 カーペンターズで好きな歌は「I Need to Be in Love」と「遥か…

赤玉スイートワイン

No.3207【レトロスペクティブ】子供でも飲めるワイン「赤玉スイートワイン」 たまにフランス料理を食べに行っても、ワインを注文せず、ジンジャーエールかペリエにしている。あまりワインが好きではないし、同伴女性がワイン好きなら付き合う程度だ。 純粋な…

BOSS

No.3206【今日のレトロ店】阪急宝塚線の美味店「BOSS」 今流行りのスパイスカリーが苦手だ。野菜が多いし、味もノーマルなカレーから遠ざかっているような気がする。食べるならごく普通の美味しいカレーライスが食べたい。 阪急宝塚線庄内駅近くにあるカレー…

仕立て屋の恋

No.3205【今日の映画】アブノーマル初級の映画「仕立て屋の恋」 小学校4年の頃に変態の人を見たことがある。ショックというよりは、世の中にはこんな人もいるんだなあ、と深く考えた。世間には倒錯した性の趣味の人は意外に多く、おれはノーマルに生きてき…

MOANIN

No.3204【浮月堂 JAZZ名盤紹介】趣味人ならわかる曲「MOANIN」 アート・ブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズの曲で一番人気なのはやはり「MOANIN」に間違いない。「MOANIN」は朝と言う意味ではなく、「うめき声」を意味する。 「MOANIN」はBlue noteの有…

ダンス・ウィズ・ユー

No.3203【今日の1曲】夏の曲だけじゃない「ダンス・ウィズ・ユー」 あまり人に信じてもらえないがTUBEは割合好きなんです、いや本当に(笑)なんちゅうかあまり考えなくていい歌詞と、女性との夏のドライブにはBGMとしてはそれなりに盛り上がるし。しかしTUBE…

「こだま酒場紀行」

No.3202【今日の1冊】地方にこそ美味あり「こだま酒場紀行」 サラリーマン時代、出張に行く時にたまに若い営業部員と一緒だった。「出張先の夕食は何を食べるの?」と聞くと、「吉野家です」と言われて驚いた。海鮮豊かな街に来ても吉野家の牛丼とは恐れ入…

オールフリー ライムショット

No.3201【今日のドリンク】飲みたくなるビール「オールフリー ライムショット」 飲む酒の8割がウヰスキーで、ワインと日本酒は少しだけ。酎ハイとビールはまるでだめだ。そんなおれだがノンアルコールビールは飲む。 ただ、喉が乾いたとか、飲みたくって仕…

ポール・ボキューズの目玉焼き

No.3200 【今日の料理】 単純なようで奥が深い 「ポール・ボキューズの目玉焼き」 ポール・ボキューズは、フランス・リヨンにあるレストラン「ポール・ボキューズ」のオーナーシェフで、永くミシュランの三つ星を獲得していた人物である。 いつだったか、ポ…

交響曲第四番 ロマンティック

No.3199【名曲喫茶 浮月堂】なかなか良い交響曲だ「交響曲第四番 ロマンティック」 オーストリアの作曲家アントン・ブルックナーの「交響曲第四番変ホ長調 ロマンティック」は、1874年に発表された曲だ。 「交響曲第四番 ロマンティック」はタイトルもいいし…

The Nightfly

No.3198【今日の1曲】深夜にウヰスキー片手に「The Nightfly」 個人的な趣味で言えば、ジャズを除く洋楽のアルバムで一番好きなジャケットはドナルド・フェイゲンの名盤「The Nightfly」だろうか。 ドナルド・フェイゲンは、スティーリーダンの元メンバーで…

ピースライト

No.3197【レトロスペクティブ】日本の煙草の逸品「ピースライト」 30歳から33歳まではラッキーストライクを吸っていた。その後、36歳まではピースライトに変わった。 ピースの歴史は古く、今から77年前の1946年に日本たばこ産業から発売されている。おれが吸…

京都寺町 三嶋亭

No.3196【今日のレトロ店】最高レベルの霜降り牛肉「京都寺町 三嶋亭」 5年ほど前の秋競馬で驚くほどの配当を得た。そこで最高に贅沢なものを食べようじゃないか、とGFと京都寺町の三嶋亭に行った。 三嶋亭は、明治6年創業のすき焼きの老舗だ。新京極通り…

ハメット

No.3195【今日の映画】雰囲気最高の映画「ハメット」 高校生ぐらいからダシール・ハメットが好きで読んでいる。ハメットは1920年年代の作家で、ハードボイルド小説の元祖と言われる人だ。ピンカートン探偵社の調査員を経て作家になった。そんなハメットを主…

We Get Requests

No.3194【浮月堂 JAZZ名盤紹介】ジャズ初心者にお勧め「We Get Requests」 ジャズを聴いてみよう、と考える年若い友人に、まず何から聴けば良いか聞かれた時に、推すのはビル・エヴァンスかオスカー・ピーターソンだろうか。 ジャズピアノの皇帝と呼ばれるオ…

わがまま

No.3193【今日の1曲】地味なCMのヒット曲「わがまま」 昔から上田正樹は好きなのでよく聴くのだが、だんだんソウルシンガー化している。どちらかと言えば、昔の方がおれは好きだった。 「わがまま」は、1992年のシングル曲でドラマ主題歌にもなった。何より…

「洋食セーヌ軒」

No.3192【今日の1冊】どれも美味しそうな料理「洋食セーヌ軒」 ひとりで夕食を食べる時も、女性と一緒の時も夕食は洋食が多かった。もちろん居酒屋でも良いのだが、最後は白米か雑炊、焼きおにぎりを食べていた。洋食屋にしても居酒屋にしても、その次には…

堂島ロール

No.3191【今日の菓子】秀逸なロールケーキ「堂島ロール」 何年か前に知り合いの女性から堂島ロールをいただいた。すごく美味しかった。 大阪市北区堂島浜にあるパティスリーモンシェールの堂島ロールは2003年に誕生以来、今や有名百貨店には必ずあるロールケ…

新梅田食堂街 北京

No.3190【今日もBAR】サラリーマンのオアシス「新梅田食堂街 北京」 梅田のあちこちのBARに行ってはウヰスキーを飲んでいたのだが、仕事帰りにあまりに遠い場所だと帰りが辛い。そんな時にありがたかったのは新梅田食堂街だった。 新梅田食堂街は阪急…