浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

ポール・ボキューズの目玉焼き

No.3200
【今日の料理】
単純なようで奥が深い
ポール・ボキューズの目玉焼き」
 
ポール・ボキューズは、フランス・リヨンにあるレストラン「ポール・ボキューズ」のオーナーシェフで、永くミシュランの三つ星を獲得していた人物である。
いつだったか、ポール・ボキューズの作る目玉焼きについて語るエッセイを読んで、おれも作ってみた。
 
【調理】
①大きめのフライパンに三分の一くらいの水を入れ、そこに中ぐらいの浅い皿を入れる。
②その皿に溶かしバターを入れて、皿全体に塗るようにする。
③そこに卵を割り入れる。最大でも2個まで。
④フライパンに火を点けて、湯煎する。フライパンの中の皿に湯が入らないように注意し、湯が少なくなれば水を足す。
⑤卵に火が通り、目玉焼きの形になり半熟状態になれば完成。皿を取り出し実食する。
 
非常に簡単な目玉焼きである。しかし、フライパンで普通に焼くという概念を捨て、湯煎して作る目玉焼きというのがポール・ボキューズなのである。
東京に出張した時に丸の内のポール・ボキューズのレストランで食べた料理はやはり美味しかった。大阪ではポール・ボキューズは各百貨店にベーカリーを残すのみだが、ここのパンもまた絶品なのである。