浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

ハメット

No.3195
【今日の映画】
雰囲気最高の映画
「ハメット」

高校生ぐらいからダシール・ハメットが好きで読んでいる。ハメットは1920年年代の作家で、ハードボイルド小説の元祖と言われる人だ。ピンカートン探偵社の調査員を経て作家になった。そんなハメットを主人公にしたジョー・ゴアズの小説「ハメット」をヴィム・ヴェンダースが1982年映画化した。

ピンカートン社の探偵だったダシール・ハメットが、失踪した中国娘の行方を追う中で、巨大な陰謀に呑まれていく、というジョー・ゴアズの小説をヴェンダースが映画化したフィルム・ノワール。セピア色を色調を基に当時の雰囲気を遺憾無く打ち出した映像美が美しい。製作総指揮は巨匠フランシス・フォード・コッポラ

お得意のロードムービーではないけれど、流石はヴィム・ヴェンダースの描く1920年代のサンフランシスコは素晴らしい。それにフレデリック・フォレスト演じるハメットが本人にすごく似ているのが嬉しい。
おれは巨匠ジーン・バリーの音楽が好きで、毎年大晦日の深夜にウヰスキーを飲みながら「ハメット」を観る。レイモンド・チャンドラーもいいが、やはりダシール・ハメットだよなあ。
★★★★★

【映画 ハメット】
https://youtu.be/QzGqYMjv8jI