浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

赤玉スイートワイン

No.3207
【レトロスペクティブ】
子供でも飲めるワイン
「赤玉スイートワイン」

たまにフランス料理を食べに行っても、ワインを注文せず、ジンジャーエールペリエにしている。あまりワインが好きではないし、同伴女性がワイン好きなら付き合う程度だ。

純粋なワインではないかも知れないが、家には常にサントリーの赤玉スイートワインの赤を買い置きしている。たまに肉料理を作る時はこれで飲むのが美味しい。
赤玉スイートワインは、サントリーが1907年に赤玉ポートワインの名で発売したもので、1973年に赤玉スイートワインの名前に変更された。おれが小さい頃は赤玉ポートワインで購入していた。味は貴腐ワインのように甘く、少量なら子供が飲んでも美味しかった。この甘味は蜂蜜や甘味料ではない。ワインの原料の葡萄は元々甘いが、発酵する間に甘味が消える。赤玉スイートワインは発酵途中でブランデーを加えることで、甘さをそのまま残しているわけだ。

赤玉スイートワインは瓶も大きく安価なので、ビーフシチューを作る時にも隠し味に重宝している。また料理を食べる時は、炭酸水で割ってスプリッツアで飲むのも美味しい。
★★★★☆