浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

リバー・ランズ・スルー・イット

No.3368(再)【今日の映画】フライフィッシングは人生「リバー・ランズ・スルー・イット」 人生の晩年に一番相応しい趣味は何か? おれは園芸とフライフィッシングではないか、と思っている。フライフィッシングは今までに3回行ったが奥が深く、そして楽し…

ソフト&クワイエット

No.3367(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】北欧の静かなジャズ「ソフト&クワイエット」 1992年にストックホルムで結成されたスウィートジャズトリオがいい。一般的にジャズのトリオはピアノ、ベース、ドラムだが、スウィートジャズトリオはドラムとピアノがなく…

恋のサイダー

No.3366【今日の1曲】新時代のシティポップ「恋のサイダー」 シティポップ全盛期の今、そのキーワードになるのがやはり流線形だろうか。 流線形は、クニモンド瀧口をリーダーに2001年に結成されたプロジェクトだ。そのファーストアルバム「シティミュージッ…

「罪の余白」

No.3365【今日の1冊】スクールカーストの悲劇「罪の余白」 芦沢央の次作を探していて、Kindle無料の作品があったのだが躊躇していた。躊躇していた理由は、女子高校生によるクラスメートの苛めがテーマだったからだ。おれが一番嫌いなテーマなのだが、あえ…

神戸屋 サンミー

No.3364(再)【今日の菓子パン】考えて食べると旨い「神戸屋 サンミー」 あまり深く考えずに購入して、何も考えずに食べていた菓子パンは神戸屋のサンミーだ。 コンビニや格安スーパーマーケット等でサンミーを見ると「まあ買っておくか」といった存在だっ…

「ワンショット ワンキル」

No.3363【今日も1冊】骨太の警察小説として「ワンショット ワンキル」 前回に続いて松浪和夫の警察小説「ワンショット ワンキル」を読んでみた。「警視庁特捜官 魔弾」の続編である。 命令で犯人を射殺した機動隊狙撃手の清水。銃弾に斃(たお)れたのは、尊…

「警視庁特捜官 魔弾」

No.3362【今日の1冊】評価の難しい警察小説「警視庁特捜官 魔弾」 Kindle無料のクライムノベルがないか探して、ちょっと読んでみようかと思ったのが松浪和夫「警視庁特捜官 魔弾」だった。かなりの長編だが読む。読了時間は2日かかった。 白昼、新宿都庁前…

ウーマン

No.3361 【今日の1曲】ビートルズ解散以降では「ウーマン」 ビートルズ時代のジョン・レノンはまあ好きだが、解散して以降、オノ・ヨーコと一緒だった時代は好きではない。唯一の例外曲はレノンの「ウーマン」だ。 「ウーマン」は、ジョン・レノンが1980年…

ナショナル クーガNo.7

No.3360(再)【レトロスペクティブ】ミリタリー感がいいんだ「ナショナル クーガNo.7」 おれが高校生の頃に流行ったのはBCL(Broad cast Listening)だ。全世界のラジオ局はたいてい日本語放送があり、国内の邦人と日本向けに発信している。それを海外短波…

北浜 スエヒロ

No.3359【今日のレトロ店】老舗の絶品「北浜 スエヒロ」 北新地や北浜で美味しいステーキを食べるならスエヒロだろうか。特に北浜平野町のスエヒロはよく通ったんだ。 ステーキの老舗スエヒロは明治43年に北浜で創業された。北浜、北新地、堂島、梅田などに…

「なんたってドーナツ」

No.3358(再)【今日の1冊】美味しくて不思議な形「なんたってドーナツ」 ドーナツが好きだ。たまに作るし、ミスタードーナツも好きだし、コンビニの安価なものもいい。ドーナツが嫌いな人はあまりいないんじゃないか。 そんなドーナツ好きな人の話を集めた…

ブラジリアンセレナーデ

No.3357【浮月堂 JAZZ名盤紹介】陽気なボサノヴァ「ブラジリアンセレナーデ」 リー・コニッツは、ジャズの偉大なレジェンドであり、神様チャーリー・パーカーの影響を受けていない稀有なアルトサックス奏者である。 若い頃のリー・コニッツは、レニー・トリ…

もう一度ハーバーライト

No.3356(再)【今日の1曲】何度聴いても切ない名曲「もう一度ハーバーライト」 20代の後半から30代半ばまで、スターダストレビューのアルバムはよく聴いたし、コンサートにもよく通った。スターダストレビューの人気曲は「トワイライトアヴェニュー」「今…

「生きるとか死ぬとか父親とか」

No.3355(再)【今日の1冊】理想の父親は稀なのか「生きるとか死ぬとか父親とか」 原作より先にドラマを観てしまったジェーン・スーのエッセイ「生きるとか死ぬとか父親とか」をKindleで読んだ。 ジェーン・スーはペンネームで日本人だ。彼女が死んだ母親の…

山崎製パン カレーパン

No.3354(再)【今日の菓子パン】郷愁を買うのだ「山崎製パン カレーパン」 カレーパンはメーカー袋入りの菓子パン類のものよりも、街のベーカリーやブーランジェリーで作られている物の方が間違いなく美味しい。それは自明の理だ。ベーカリーなどのカレーパ…

「ゴルゴタ」

No.3353【今日の1冊】最強兵士による国との戦争「ゴルゴタ」 無料で見つけたクライムアクション、深見真「ゴルゴタ」を読んでみた。今回はアマゾンのレビューを事前に一切読まなかった。ちなみにゴルゴタとはキリストが処刑された丘の名前だ。読了時間は4…

ピアノソナタ悲愴

No.3352【名曲喫茶 浮月堂】短いが印象に残る曲「ピアノソナタ 悲愴」 ベートーヴェンが1798年頃に作曲した第8番ハ短調 作品13「悲愴大ソナタ」ピアノソナタだ。ソナタとは器楽曲の一形式であり、普通は3つまたは4つの楽章から成る。 「悲愴」は、「月光…

愛は吐息のように

No.3351【今日の1曲】イントロ良し歌良し「愛は吐息のように」 1986年の映画「トップガン」の主題歌(愛のテーマ)で世界的にヒットしたベルリンの「愛は吐息のように」は実に良い歌である。 ベルリンは1978年に結成されたアメリカのバンドだが、ドイツの首…

カセットテープ

No.3350【レトロスペクティブ】昔の録音ソフト「カセットテープ」 今はあまり使用しないのだろうが、おれたちの若い頃は音楽の録音にはカセットテープを使用していた。 カセットテープは磁気テープに録音するもので、マクセル(日立)やAXIA(富士フィルム)…

「なぎさホテル」

No.3349【今日の1冊】無頼派作家の原点「なぎさホテル」 伊集院静の直木賞受賞作で、おれが一番好きな短編集「受け月」を再読しようと思ったがKindleにない。仕方がないので、昔読んだ「なぎさホテル」を読む。 1978年冬、若き日の伊集院静が、あてもなく立…

ダンキンドーナツ

No.3348【今日のレトロ店】悲劇のドーナツ「ダンキンドーナツ」 1950年にアメリカマサチューセッツで誕生したダンキンドーナツは、1998年に在日米軍基地内の店舗を除いて日本から撤退してしまった。 ダンキンドーナツは一時期はミスタードーナツと双璧の存在…

フルハウス

No.3347【浮月堂 JAZZ名盤紹介】白熱するジャズギター「フルハウス」 何回か書いているが、ジャズで一番好きな楽器はギターで、その次がアルトサックスだ。ジャズギターが好きな理由はジャズオーケストラでは目立たないが、カルテットなんかではわかりやすい…

渚に行こう

No.3346【今日の1曲】歌詞が素晴らしい「渚に行こう」 永いキャリアを持つ兄弟デュオのブレッド&バターのファンだ。ファン歴も永く、関西圏のライブにもよく足を運んだ。ブレッド&バターの曲は、彼らの出身地の湘南をイメージしているので大好きだ。 そん…

「制裁女」

No.3345【今日の1冊】新藤冬樹らしくない小説「制裁女」 有料のKindleばかり読んでいるので、たまには節約のために無料のKindleを読む。有料のKindleにくらべて無料本はやや落ちる感がある。アマゾンのレビューで最低評価の新藤冬樹「制裁女」を読んでみた…

泉屋東京店のクッキー

No.3344(再)【今日の菓子】日本最初のクッキー「泉屋東京店のクッキー」 そんなに豪華なものでもないが、いつも変わらない味だしシンプルな美味しさで年に数回買っているのが泉屋東京店のスペシャルクッキーだ。 昭和2年に創業された泉屋は、初代社長が宣…

華麗なる大円舞曲

No.3343【名曲喫茶 浮月堂】ショパンらしからぬ名曲「華麗なる大円舞曲」 「夜想曲」を聴いていると、やはりショパンはいいよなあ、と思う。静かで、思考する時に最適だな、と考える。しかしちょっと激しい「華麗なる大円舞曲」も捨てがたい。 「華麗なる大…

Wake Me Up Before You Go-Go

No.3342【今日の1曲】頭が疲れたらワム!「Wake Me Up Before You Go-Go」 たまに脳が疲れると、何も考えない能天気な洋楽が聴きたくなる。おれの場合はワム!の「Wake Me Up Before You Go-Go」だ。 ワム!は1981年に結成されたイギリスのポップデュオだ。…

「ウクレレ先生」

No.3341【今日の1冊】ウクレレは何のために?「ウクレレ先生」 ブラックな小説ばかり読んでいたので、ちょっと気分転換にKindleの無料ライトノベルで、野間美智子の「ウクレレ先生」を読んでみた。これは書籍になっていないKindle専用の小説だった。 「ルー…

ロッテ Eve

No.3340(再)【レトロスペクティブ】魅惑の香りのガム「ロッテ Eve」 1972年にロッテから発売された女性向けガム「Eve」は実に強烈なガムだった。 ガムといえば男性用の嗜好品か外国人野球選手のイメージがあるが、Eve はまさに女性向けのガムである。すご…

京セラドーム

No.3339【今日の球場】内野席最上段がいい「京セラドーム」 好きな野球場と言っても、今はなき西宮球場と神戸のグリーンスタジアム(現・ほっともっとフィールド神戸)、京セラドームしか行ったことがない。それでも京セラドームは好きな球場である。 昔は屋…