No.3343
【名曲喫茶 浮月堂】
ショパンらしからぬ名曲
「華麗なる大円舞曲」
「夜想曲」を聴いていると、やはりショパンはいいよなあ、と思う。静かで、思考する時に最適だな、と考える。しかしちょっと激しい「華麗なる大円舞曲」も捨てがたい。
「華麗なる大円舞曲」は、ショパンが1833年に作曲したピアノのワルツ曲である。ショパンのワルツ曲というのはピンと来ないが、クラシックのピアノ曲=ショパンであるように、やはり素晴らしい。ワルツ(円舞曲)は淡々としたテンポがあり、なかなかいい。サラリーマン時代、ほんの一時期、社交ダンスを習っていたのだが、その中でもおれはワルツ曲が一番好きだった。
今は日本のクラシックのピアニストは辻井伸行などの逸材が多くなったが、おれの若い頃はやはり中村紘子だった。今はなき彼女の演奏は白眉と言えよう。
【中村紘子】
https://youtu.be/oLZrPnBad00?si=irKQVGAoEoDf4pLq