浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

mellow

No.3338(再)【今日の映画】癒される恋愛映画「mellow」 あまりストーリーらしいものがない映画が好きだ。小林聡美主演の「マザーウォーター」みたいに、平凡な日々を淡々と描く作品ならば何回も観たくなる。2020年公開の映画「mellow」もそんな映画だった。…

鬼才トリスターノ

No.3337【浮月堂 JAZZ名盤紹介】クールジャズの最高峰「鬼才トリスターノ」 ジャズのピアニストの中では強烈な人もいる。レニー・トリスターノはその典型だ。 トリスターノは盲人であり、神様チャーリー・パーカーやバド・パウエルらモダンジャズの影響を受…

スクランブル

No.3336(再)【今日の1曲】峰不二子的な名曲「スクランブル」 田島貴男のソロユニットになる前の、グループだった頃のオリジナルラブで一番好きなのは「スクランブル」だ。初期もいい曲が多かったが、この曲は夜のドライブ向きだったんだ。 南森町の画廊で…

「銀行籠城」

No.3335【今日の1冊】新藤冬樹らしい残酷小説「銀行籠城」 この本も読んだような、別の作家の作品だったような気もするが、とりあえず読んでみた。新藤冬樹「銀行籠城」は2004年の作品だが、これは昭和54年に起きた大阪市住吉区の三菱銀行人質事件をモチー…

森永ハイソフト

No.3334(再)【今日の菓子】美味しいが危険な菓子「森永ハイソフト」 1969年に森永製菓がミルクキャラメルより大人向けに発売したものがハイソフトだ。 上品な商品パッケージと包み紙、何より軟らかい食感のハイソフトは人気のキャラメルだった。従来のキャ…

神戸元町 丸玉食堂

No.3333(再)【今日のレトロ店】閉店が惜しい名店「神戸元町 丸玉食堂」 神戸で昼食を食べる時に結構な頻度で通っていた神戸元町の丸玉食堂が閉店してしまった。 丸玉食堂は戦後すぐの1945年に開店した台湾料理の店だ。店は汚いというより台湾の路地にある…

さすらう若者の歌

No.3332【名曲喫茶 浮月堂】初々しいマーラー初期の曲「さすらう若者の歌」 「さすらう若者の歌」は、マーラー作曲の連作歌曲集である。マーラーの作品の中では「大地の歌」と共に一番有名な曲と言えよう。 マーラーの作品の中では、若々しさを感じる曲で、…

イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー

No.3331【今日の1曲】涙の出る美しい曲「イフ・ウィ・ホールド・オン・トゥゲザー」 アメリカの歌手で好きなのはウィリー・ネルソンとサイモン&ガーファンクル、ビリー・ジョエル、ボズ・スキャッグス、そしてダイアナ・ロスだ。ダイアナ・ロスの「イフ・…

マーキュロクロム液

No.3330【レトロスペクティブ】マキロンのない時代の薬液「マーキュロクロム液」 今の子供はあまり半ズボンを履かないようで、転倒しても膝を怪我しないみたいだ。我々の世代は子供=半ズボンだったから、膝の怪我が多かった。 今はあまり薬局やドラッグスト…

得正

No.3329【今日のレトロ店】独自のスパイシーさ「得正」 30代で勤務した北浜のメーカーの本社近くに「得正(とくまさ)」があった。 得正はカレーの店で、その独自の美味しさにファンも多く、おれも週に2回通っていた。一口目は甘いように感じるが、次に辛味…

「死の刻」

No.3328【今日の1冊】警察の無力さが露呈「死の刻」 学園粛清ものを続けて読んでいるのだが、あまりいい気分ではない。それでも読んでしまうのは、やはり青少年の犯罪が激増し、その加害者を守る少年法に対する憤りからだろう。麻野涼「死の刻」は、高校生…

ジミー・ジュフリー3

No.3327【浮月堂 JAZZ名盤紹介】牧歌的な素晴らしいジャズ「ジミー・ジュフリー3」 今よりもジャズに夢中だった20代の頃、欲しいCDを色々なレコード屋で探していたのだが見つからない。すでにタワーレコードは札幌と渋谷にあったのだが、大阪にはまだなかっ…

エンドレスゲーム

No.3326【今日の1曲】不倫は人を成長させる「エンドレスゲーム」 まだ少し暑いが、季節的には秋だ。秋は芸術の季節でもあるが、おれ的には不倫の時期ではないか、と思っている。初秋に許されない恋をして冬になり、クリスマスと正月に家庭のない方が辛い想…

「そして粛清の扉を」

No.3325【今日の1冊】残虐だが爽快感が「そして粛清の扉を」 2001年刊行だから、おれが37歳の頃に読んだ気がするのだがあまり覚えてない。タイトル的に期待できるので黒武洋「そして粛清の扉を」を再読?してみました。 荒れ果てた都内の某私立高校。卒業式…

鶯餅

No.3324(再)【今日の菓子】好きな和菓子のNo.1「鶯餅」 和菓子で一番好きなのは鶯餅(うぐいすもち)だ。高校生の頃から好んで食べていた。 鶯餅は白玉粉や餅粉に砂糖と水飴を加えて作る求肥(ぎゅうひ)でこし餡を包み、左右に軽く伸ばして鳥のウグイス…

九条 シネヌーヴォ

No.3323【今日のレトロ店】小さいがなかなかの名画座「九条 シネヌーヴォ」 あまり行くことはないが、たまに名画や有名ではないドキュメンタリー映画を観るために九条に行く。九条の有名な映画館はシネヌーヴォだ。 シネヌーヴォは、十三にある第七藝術劇場…

詩人の恋

No.3322【名曲喫茶 浮月堂】情感豊かな恋の歌「詩人の恋」 30代から俳句を趣味としている。おれの周囲にはあまり俳句や短歌を嗜む人がいなくて残念だ。ただ1人、詩を趣味としている男がいるのだが、詩人というのはなぜか昔から奔放な人が多く、乱れた恋愛を…

ペンギンカフェオーケストラ

No.3321(再)【今日の音楽】今が聴くべき時期なのかも「ペンギンカフェオーケストラ」 70年代半ばから80年代半ばまで発行されていた雑誌「ビックリハウス」。宝島と共にサブカルチャーマガジンの両輪として若者に影響を与えていた。 そのビックリハウスでよ…

ラジオカセット

No.3320【レトロスペクティブ】ブームだったお洒落ラジカセ「ラジオカセット」 おれが20代くらいの時、お洒落なラジオカセット、通称ラジカセのブームだった。 時期的にはBCLブーム(世界中の国の日本語放送を受信する趣味)の専用ラジオの後ぐらいで、主に…

豊中 敦煌

No.3319【今日のレトロ店】麻婆豆腐がお勧め「豊中 敦煌」 阪急電鉄宝塚線は雲雀丘花屋敷駅以外は全部下車したことがあり、美味しい店を探した。阪急豊中駅は重要な駅なのだが、あまり美味しい店がない。残念なことだ。 補聴器センターにケアに通う時の昼食…

「逢うには、遠すぎる」

No.3318【今日の1冊】疑問なハードボイルド「逢うには、遠すぎる」 最近は馳星周と北方謙三作品を交互に読んでいる。暗黒小説と正統派ハードボイルド。正直、頭が少し疲れる。そう思いながらも、20代に読んだ、北方謙三「逢うには、遠すぎる」を再読する。K…

So In Love

No.3317(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】ディナーのお伴に「So In Love」 久しぶりにヴィーナスレコードのアルバムを買ってみた。ヴィーナスレコードのジャケットは芸術的な艶かしいものが多い。今回購入したロマンティック・ジャズトリオの「So In Love」もま…

メロディー

No.3316【今日の1曲】「田園」と並ぶ名曲「メロディー」 フジテレビのCSでドラマ「コーチ」が、たまに再放送しているので観ている。 ドラマ「キツイ奴ら」以来、演技者としての玉置浩二にはいつも感心しており、素のままのキャラクターにいつも魅せられて俳…