No.3327
【浮月堂 JAZZ名盤紹介】
牧歌的な素晴らしいジャズ
「ジミー・ジュフリー3」
今よりもジャズに夢中だった20代の頃、欲しいCDを色々なレコード屋で探していたのだが見つからない。すでにタワーレコードは札幌と渋谷にあったのだが、大阪にはまだなかった。
探していたジミー・ジュフリーの名盤「ジミー・ジュフリー3」は専門学校の研修旅行で行ったロサンゼルスのタワーレコードで見つけて購入した。初めて見たタワーレコードには驚いたものだ。クラリネット奏者であり、テナーサックスもバリトンサックスも演奏するジュフリーのこの名盤は牧歌的でなかなかいい。激しさのないジャズもいいものだ。ジュフリーのテナーサックス、ジム・ホールのギター、レイ・ブラウンのベースというピアノレストリオで演奏する「トレイン・アンド・ザ・リバー」が絶妙だ。
ジャズフェスティバルの記録映画の名作「真夏の夜のジャズ」では、冒頭にテナーサックスのジュフリー、ギターのジム・ホール、バルブトロンボーンのボブ・ブルックマイヤーが「トレイン・アンド・ザ・リバー」を演奏する姿が観られる。この映画でおれが一番好きなシーンでもある。
★★★★★
【トレイン・アンド・ザ・リバー】
https://youtu.be/SMZ6lTDbAs0?si=Zuir1Uh7DRrePzCc