浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

マーキュロクロム液

No.3330
【レトロスペクティブ】
マキロンのない時代の薬液
「マーキュロクロム液」

今の子供はあまり半ズボンを履かないようで、転倒しても膝を怪我しないみたいだ。我々の世代は子供=半ズボンだったから、膝の怪我が多かった。

今はあまり薬局やドラッグストアで見かけなくなったが、我々の子供時代のすり傷なんかの治療はマーキュロクロム液だった。マーキュロクロム液すなわち赤チンと呼ばれる薬液で、1919年に製造された。殺菌力はあるが皮膚への浸透が弱いためにあまり沁みない。緑色っぽい赤褐色の薬液なので赤チンなのである。

マーキュロクロム液を常備してない家庭もあり、そんな時はヨーチン(ヨードチンキ)を使用され、その沁みる痛さに子供は泣いた。もう販売していないのだ、と思ってたが、アマゾンではまだ販売しており驚きましたなあ。
★★★☆☆