浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

鬼才トリスターノ

No.3337
【浮月堂  JAZZ名盤紹介】
クールジャズの最高峰
「鬼才トリスターノ」

ジャズのピアニストの中では強烈な人もいる。レニー・トリスターノはその典型だ。

トリスターノは盲人であり、神様チャーリー・パーカーバド・パウエルモダンジャズの影響を受けたと言いつつも、そのジャズにその片鱗は見られない。1955年にアトランティックレコードからリリースした「鬼才トリスターノ」はジャズとも思えないピアノトリオの演奏なのだが、音楽的には深いアルバムではある。とにかくジャケットが少し怖い(笑)

レニー・トリスターノの門下にはアルトサックスのリー・コニッツやテナーサックスのウォーン・マーシュらがおり、その影響は歌手ビリー・ジョエルにも及ぶ。レニー・トリスターノのジャズ理論と教える厳しさに弟子たちは去って行く。ただ、名盤「鬼才トリスターノ」はマニアには評価の高いアルバムではある。
★★★☆☆

【ラインナップ】
https://youtu.be/leaVDv8GqIA?si=m0WFql79TS73ZuZn