2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
No.3034【今日の映画】美しくない恋愛映画だが「ポンヌフの恋人」 1950年代末のフランスではヌーヴェルヴァーグという新しい映画運動があった。これは既存の映画撮影方法から脱却しようと言うムーブメントだ。ヌーヴェルヴァーグを直訳すると<新しい波>で…
No.3033【レトロスペクティブ】子供の夢「科学と学習」 我々の小学生の頃には唯一楽しみな雑誌、学研の「科学と学習」があった。いや、雑誌ではなく学習誌か。 おれの場合は「科学と学習」は学研と契約している女性(学研のおばさん?)が届けてくれるわけで…
No.3032【浮月堂 JAZZ名盤紹介】名作映画の名曲「As Time Goes By」 ジャズのスタンダードで、おれが一番好きな曲は「枯葉」と「As Time Goes By」だ。「As Time Goes By」は一般的には「時のたつまま」の邦題の方が有名だろう。 「As Time Goes By」は映画…
No.3031【今日の1曲】黄昏っぽいAOR「You Can Have Me Anytime」 AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック=大人向けのロック)の代表格と言えばやはりボズ・スキャッグスだろう。彼もヒット曲の多いミュージシャンだ。You Can Have Me Anytimeがやは…
No.3030【今日のレトロ店】貴重な大阪焼きの店「神戸元町 うな重」 神戸センター街から入った路地に「うな重」がある。ここの鰻重は美味しい。店の造りも池波正太郎の小説に出てくるような趣きがあり嬉しくなってくる。 年配の人はご存知だが、鰻の蒲焼きに…
No.3029【今日の菓子】微妙なスナック菓子「ハッピーターン」 定番菓子のハッピーターンだが、おれは50になるまで食べたことがなかった。 ハッピーターンは昭和51年に生まれた亀田製菓の基幹商品だ。軟らかい生地にハッピーパウダーなる旨味の粉をまとい仕上…
No.3928【今日の1冊】哀しきテロリスト「死にゆく者への祈り」 高校生の頃は、池波正太郎の「鬼平犯科帖」「仕掛人藤枝梅安」、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」「燃えよ剣」「花神」等を読み、翻訳小説ではギャビン・ライアルやジャック・ヒギンズなんかを読ん…
No.3027【名曲喫茶 浮月堂】心が沸き立つ音楽「大江戸捜査網のテーマ」 今日はいつものクラシックではなく、時代劇のテーマ曲なのにオーケストラでよく演奏される曲をご紹介したい。 「大江戸捜査網」は1970年から1984年まで放映された時代劇で、表の顔は遊…
No.3026【今日の1曲】心に残る曲「見つめずにはいられない」 昔は煙草のCMにいい曲が多かった。西脇唯の「見つめずにはいられない」もそうだった。 西脇唯の「見つめずにはいられない」(1994)はフィリップモリス スーパーライトのCMに使用された曲だ。初…
No.3025【レトロスペクティブ】年々進化してます「野球盤」 40代くらいからずっと欲しくて叶わなかったのは野球盤だ。エポック社製の野球盤は今でも欲しくてたまらない。 野球盤は昭和33年から続く2人で遊ぶボードゲームだ。相手が球を投げて、こちらが打っ…
No.3024【今日の菓子】名前に偽りあり?「バターピーナッツ」 ウヰスキーを飲む時に、結構な頻度で食べる乾きものの酒の肴はバターピーナッツだ。 皮付のいわゆる落花生の南京豆より、塩味のバターピーナッツの方が美味しいと思うし、やはりウヰスキーにはこ…
No.3023【今日の1冊】人間関係に悩む人へ「よりみち酒場 灯火亭」 読書好きの友人からの評価の高い作家・石川渓月。彼の「よりみち酒場 灯火亭」を読んでみた。なかなかいい。 渋谷駅から2駅目の程々の大きな街。駅近くの路地の奥の、さらに奥にその店はあ…
No.3022【名曲喫茶 浮月堂】宇宙イメージの壮大な曲「組曲 惑星」 イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストの「惑星」は1920年に発表された組曲である。組曲とはいくつかの曲を合わせてひとつの曲にしたものだ。 「組曲 惑星」は、7つの天体の水星、金星、火…
No.3121【今日の1曲】妻に捧げる曲「Just the Way You Are」 Just the Way You Are、日本語タイトル「素顔のままで」は、1977年のアルバム「ストレンジャー」収録のビリー・ジョエルのヒット曲だ。 ビリー・ジョエルは本当に良い曲が多いシンガーだ。初期の…
No.3120【今日のレトロ店】その味は中毒になる「四ツ橋 らくしゅみ」 おれが25歳の頃に通っていた、四ツ橋のデザインの専門学校の昼食の話だ。今は知らないが当時の四ツ橋には食べる店が少なかった。そんな中でよく通ったのが、カリーの店らくしゅみだ。 ら…
No.3119【おれの愛用品】必要最低限のものだけ「一澤帆布のショルダーバッグ」 最初に見た時になかなか形がいいな、と思って買ったのは一澤帆布のショルダーバッグだ。 一澤帆布(一澤信三郎帆布)の製品はいくつか持っているのだが、このショルダーバッグは…
No.3118【今日の菓子】安価な駄菓子の代表格「クッピーラムネ」 昭和25年に発売された「クッピーラムネ」はカクダイ製菓のラムネ菓子だ。 クッピーラムネは、おれが幼少の頃から駄菓子屋に必ず置いていた。確か当時は1袋10円だったと思う。食べると小さいな…
No.3117【浮月堂 JAZZ名盤紹介】暗黒小説にふさわしい曲「危険な関係のブルース」 ジャズで一番カッコいい曲は「危険な関係のブルース」(1959)だ。アート・ブレイキー&ジャズメッセンジャーズが演奏するこの曲は、映画「危険な関係」に使用された。 「危…
No.3116【今日の1曲】恋愛の基本とは何か「Time goes by」 Every Little Thingは聴かないのだが、おれが唯一好きなのが「Time goes by」だ。 「Time goes by」(2000)を初めて聴いたのは、ドラマ「甘い結婚」のエンディングに流れていたの知り、いい曲だと…
No.3115【今日の映画】おれの好きな映画第1位「チャイナタウン」 映画はDVDも含めて年に300本は観る。しかし この20年間のおれの好きな洋画は変わっていない。ずっと1位は「チャイナタウン」(1974)だ。 1937年のロスアンゼルス。私立探偵ジェイク(ジャ…
No.3114【今日の1冊】冒険小説の金字塔「深夜プラス1」 中学3年の時にに読んで以来、何回読み直しただろうか。ギャビン・ライアル不滅の名作「深夜プラス1」だ。 腕利きドライバーで、元レジスタンスのルイス・ケインが受けた仕事はごくシンプルなものだ…
No.3113【今日のドリンク】みかんの味はしないが「みかん水」 中学への通学途中に寄り道していた、たこ焼屋でいつも飲んでいた清涼飲料水がみかん水だ。 みかん水という名前だが、みかんの味はしない、それでも甘くて美味しい不思議なドリンクだった。おれが…
No.3112【名曲喫茶 浮月堂】癒される響き「無伴奏チェロ組曲 第1番」 チェロの定番曲と言えばヨハン・セバスチャン・バッハの「無伴奏チェロ組曲」だ。中でも第1番(プレリュード)がいいんだ。 クラシック演奏の楽器の中で一番好きなのはオーボエとチェロ…
No.3111【今日の1曲】 プロレスファンも熱狂「SKY HIGE」 洋楽の一発屋で、イギリスのポップスバンドのジグソー、ジグソーと言えば「SKY HIGE」だろうか SKY HIGEは1975年のヒット曲だ。元々は香港とオーストラリアの合作映画「スカイハイ」の主題歌だった…
No.3110【レトロスペクティブ】簡単に舞い上がる洋凧「ゲイラカイト」 幼少から、正月に公園で凧上げするようなこともなく、一日中こたつに入ったまま図鑑を読んでいるような嫌な子供だった。 そんなおれが凧上げをやってみようと思ったのは、近所の玩具屋で…
No.3109【今日のレトロ店】圧倒的な映画館「梅田OS劇場」 今は映画館が次々に閉鎖され、その要因になったヴィデオやDVDの普及も、今はネット配信に代わりつつある。もう映画は大画面で観る時代ではないのか。 かつて梅田のナビオ前(東通り商店街側)に梅田O…
No.3108【今日のクルマ】カッコいいオープンカー「ダイハツ コペン」 ダイハツコペンは軽自動車であってスポーツカーでもある。そしてオープンカーだ。 2002年に初代コペンが販売されてから今年で21年。実にいいデザインのクルマだな、というのが第一印象だ…
No.3107【今日の1曲】何回聴いても泣ける歌「One more time One more chance」 「One more time One more chance」(1997)を初めて聴いたのは、フリーライターを辞めてサラリーマンになった頃だった。以来、山崎まさよしの声に魅せられている。「One more …
No.3106【今日の菓子】口に広がる清涼感「カバヤ ジューC」 カバヤのジューCは、森永のチョコボールなどと一緒で、やはり学校主催のハイキングなどに必携の菓子だった。 1965年に誕生したジューCは当時、カバヤの人気商品だった粉末ジュースを、もっと手…
No.3105【今日の1冊】持たざる生活とは「方丈記」 高校生の頃に読んだ鴨長明(かものちょうめい)の古典文学「方丈記」は、未だにおれの愛読書だ。 方丈記は、鴨長明が書いた随筆文学だ。400字詰原稿用紙25枚程度の短編で、枕草子・徒然草と並んで日本古典…