No.3032
【浮月堂 JAZZ名盤紹介】
名作映画の名曲
「As Time Goes By」
ジャズのスタンダードで、おれが一番好きな曲は「枯葉」と「As Time Goes By」だ。
「As Time Goes By」は一般的には「時のたつまま」の邦題の方が有名だろう。
「As Time Goes By」は映画「カサブランカ」(1946)の挿入歌で、クラブのピアニストのサム役のドゥリー・ウィルソンが歌っている。
1940年のフランス領モロッコ・カサブランカ。ナチスに追われるレジスタンスの指導者ラズロは、ナイトクラブを経営するリックを頼って店に現れる。ラズロの妻イルザは、かつてリックがパリで恋に落ちた女性だった。イルザがサムに、あの曲を弾いて欲しいと頼む。「As Time Goes By」はリックとイルザの想い出の曲だった。ちなみにリックはハンフリー・ボガード、イルザは美しいイングリッド・バーグマンが演じている。
「As Time Goes By」はスタンダードの名曲で、数々のジャズマンが演奏してきた。最近ではエリック・アレキサンダーがいいんだ。
エリック・アレキサンダーはイリノイ州出身の若手テナーサックス奏者だが、この人のサックスは実に味わい深く、このロマンチックな曲にすごくマッチしているんだ。
【As Time Goes By】
https://youtu.be/Iqiagx_w8Ek
【ドゥリー・ウィルソン】
https://youtu.be/EPSzkpNucV8