No.2703
【浮月堂 JAZZ名盤紹介】
ある意味、白人アルト最高峰
アート・ペッパー
「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」
有名で超一流なのにあまり聴かないのがアルトサックス奏者のアート・ペッパーだ。白人アルトサックスの最高峰と言われ、ウエストコーストジャズの中心的人物なのに。
そんなアート・ペッパーのアルバムは2枚しか持っていない。そのうちの1枚が「アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション」(1957)だ。
このアルバムの中の名曲「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」がいい。この曲は日本語タイトルでは「帰ってくれれば嬉しいわ」でヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンのコンビが有名だが、アート・ペッパーも悪くない。ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズ、ピアノのレッド・ガーランド、ベースのポール・チェンバースというマイルス・デイヴィスのリズムセクションをバックにペッパーはリラックスしてアルトサックスを吹いている。
アート・ペッパーは、アルトサックスの神様チャーリー・パーカーの影響を受けなかった数少ないアルト奏者だが、おれはフェイバリットのポール・デスモンド好きなのであまり聴かなかったわけだ。
【ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ】
https://youtu.be/FcG6ZHaH5RY