浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

水琴窟を聴く

No.3753【癒やされる時間】花鳥風月の極み「水琴窟を聴く」 一時期、京都の寺社仏閣を歩いて、水琴窟を探していたことがある。水琴窟(すいきんくつ)とは、日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せ…

ダンシングアメリカン

No.3752(再)【今日も1曲】サントリーらしからぬCM「ダンシングアメリカン」 中学生当時の、おれの洋画のNo.1女優はシェリル・ラッドだった。シェリルは人気洋画ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」に出演しており、人気が高かった。 そんなシェリルがサ…

銀色のジェット

No.3751【今日の1曲】哀しみに満ちた別れ「銀色のジェット」 別れはつらい。それが女性となると、なおつらい。新幹線の別れもつらいが、空港での別れはもっとつらいものがある。黄昏の伊丹空港で、新潟の実家に帰る女性を見送ったことがあった。昼間ではな…

大阪市立電気科学館

No.3750(再)【レトロスペクティブ】手塚治虫も織田作之助も観た「大阪市立電気科学館」 プラネタリウムが好きで、肥後橋の大阪市立科学館には年に数回通っていた。最後は寝てしまうのだが、星空はやはりいいものだ。 25歳の時、大阪市西区の四つ橋にあるデ…

梅田  串かつヨネヤ

No.3749(再)【今日のレトロ店】梅田串かつ屋の至宝「梅田 串かつヨネヤ」 大阪の串かつ屋で一番美味しい店は新世界のてんぐでも八重勝でもなく、だるまでもない。ホワイティ梅田にあるヨネヤだ。 ヨネヤはかなり昔からホワイティ梅田にある立ち食いの串か…

愛がすべて

No.3748(再)【今日の1曲】踊りたくなる名曲「愛がすべて」 イントロを聴いただけで気分が高揚するソウルの名曲は、やはりザ・スタイリスティックスの「愛がすべて」ではないか。 ザ・スタイリスティックスは、フィラデルフィアソウル(フィラデルフィア発…

雪が降ってきた

No.3747【今日の1曲】SMAP初期の名曲「雪が降ってきた」 最近は寒い。東京でも大雪が降っている。やはりこんな時は温泉に行きたい。女性と一緒がいい。 30代の頃に6歳下の彼女と冬の有馬温泉に行ったことがあった。有馬温泉は夏のイメージが強いが、冬もな…

フルタ  セコイヤチョコレート

No.3746(再)【今日の菓子】単に駄菓子屋菓子ではない「フルタ セコイヤチョコレート」 もうすぐバレンタインデーなので、今日はそのお話をしたいと思います。 中学時代のバレンタインデーはあまり本気チョコレートのやりとりをしている男女は見かけなかっ…

Just the Way You Are

No.3745(再)【今日の1曲】妻に捧げる曲「Just the Way You Are」 Just the Way You Are、日本語タイトル「素顔のままで」は、1977年のアルバム「ストレンジャー」収録のビリー・ジョエルのヒット曲である。 ビリー・ジョエルは本当に良い曲が多いシンガー…

モノクロームヴィーナス

No.3744【今日の1曲】もっと評価されていい「モノクロームヴィーナス」 1980年代に人気があったのに、あまり知る人のいないシンガーソングライターが池田聡だった。 池田聡の声は稲垣潤一と同じく独特で、1986年にリリースされた「Missing」は捨て曲のない…

「戦雲の夢」

No.3743【今日の1冊】優柔不断な悲劇の武将「戦雲の夢」 高校時代に、司馬遼太郎作品はほぼ読んだのだが、いくつかの作品は内容を忘れているものがある。そういうわけで「戦雲の夢」を久々に再読した。 土佐22万石の領主・長曾我部盛親は、関ケ原の戦いで西…

花を飾る生活

No.3742【癒やされる時間】生活に彩りを「花を飾る生活」 男性でも女性でも、今の若い人は部屋に花を飾らなくなった。サボテンなどの観葉植物は別として、花瓶などに花を飾る習慣はなかなかいいものだ。 ただ、大きな花瓶に似合う容量の花では数千円するから…

JINS  モイスチャー

No.3741(再)【おれの愛用品】使いやすい未来型眼鏡「JINS モイスチャー」 愛用している眼鏡がいくつかあり、そのうちのひとつがJINSの〈モイスチャー〉と呼ばれる眼鏡である。 これは変わった眼鏡だ。眼鏡フレームの両サイドに保湿用の水タンクが付いてい…

養命酒

No.3740(再)【原田家御用達】民間伝来の健康酒「養命酒」 ここ数年の神経障害で体が冷えるため、最近は養命酒を飲むようになった。 養命酒なんて老人が飲むものとずっと思っていた。だからおれには縁がないと考えていたのだが、同世代の友人たちに聞くと意…

明治アポロチョコレート

No.3739(再)【今日の菓子】苺とチョコの黄金律「明治アポロチョコレート」 苺とチョコレートの組み合わせはお菓子やスイーツの絶対的な黄金律だと何度か言っているが、明治アポロチョコレートはそれを代表するものだろう。 アポロチョコレートは1969年に人…

ラッキーストライク

No.3738(再)【レトロスペクティブ】アメリカっぽさが魅力「ラッキーストライク」 一時期、普通の煙草を吸っていた。吸っていたのは専門学校時代と編集者の頃、そして30代の前半のサラリーマンの頃だ。 なぜか酒にも煙草にも中毒性がないので、煙草を1箱買…

神戸高架下 皆様食堂

No.3737(再)【今日のレトロ店】美味で安価な夕食の名店「神戸高架下 皆様食堂」 デートではなく、ひとりで神戸に行った時の夕食の大半は「皆様食堂」だった。 皆様食堂は神戸高架下にある大衆食堂だ。店の入口の白い暖簾に「家庭の延長 皆様食堂」と書かれ…

Because I Love You

No.3636(再) 【今日の1曲】ほろ苦く甘い洋楽「Because I Love You」 おれがデザインの専門学校に通っていた26歳の頃、開局したばかりのFM802から、よく流れていたのがスティービー・Bの甘い名曲「Because I Love You」だった。 Because I Love Youとは、…

抱きしめたい

No.3635【今日の1曲】ミスチル初期の名曲「抱きしめたい」 北浜のメーカーに勤務していた頃に付き合っていた女性はミスターチルドレンのファンだった。京阪沿線の彼女のマンションに泊まりに行くと、いつもミスチルが流れていた。 おれはミスチルのファンで…

「阪急沿線怪談」

No.3634 【今日の1冊】単なる怪談集「阪急沿線怪談」 生まれてからずっと阪急電車を゙使用してきた。社会人になって、地下鉄、京阪電車、JRは使ったのだが、南海電車をは一度も乗ったことがない。身近な阪急の沿線の怪談、宇津呂鹿太郎の「阪急沿線怪談」を…

ホルン洋菓子の黄身ロール

No.3633(再)【今日の菓子】関西の隠れた名店「ホルン洋菓子の黄身ロール」 阪急十三駅から徒歩10分の所に洋菓子のホルンがある。この店もかなり古く、老舗だ。 あまり目立たない店だが、実は関西タレントの間では有名な店だ。お目当ては黄身ロールだ。卵黄…

君色思い

No.3632【今日も1曲】SMAPよりも林田健司「君色思い」 朝の続き、今回も林田健司です。林田健司が他のアーティストに提供した曲は多い。代表的なのがSMAPだろう。 SMAPの中居正広がヴォーカルを担当した「君色思い」は、間違いなく林田健司の方がいい。中居…

このまま2人だけで

No.3631【今日の1曲】もっとも悲しい不義の曲「このまま2人だけで」 自分か相手が既婚者、あるいはお互いが既婚者の恋愛は不倫といわれる。互いに結婚していない、つまり彼氏彼女のいる相手との恋愛は何と呼ぶのか。それは、不義なのかも知れない。 30代後…

ブランデーを飲む

No.3630【癒やされる時間】癒される味「ブランデーを飲む」 週末の深夜に飲むのにふさわしいのはウヰスキーだが、飲めない人も多いことだろう。そんな人にはブランデーを勧めたい。 ウヰスキーとブランデーは見た感じは一緒だが、原料が違う。ウヰスキーは麦…

ウェンディーズのチリビーンズ

No.3629(再)【レトロスペクティブ】男臭い料理だが「ウェンディーズのチリビーンズ」 2009年に日本を撤退したハンバーガーチェーンのウェンディーズだが、箕面駅前と川西能勢口にもあった。 おれはウェンディーズのハンバーガーが好きではなかったし、あま…

石橋阪大前  権八

No.3628(再)【今日のレトロ店】あまり知る人のいない名店「石橋阪大前 権八」 少し変な嗜好があって、本格的な蕎麦屋で蕎麦とか日本酒を飲む時は雨が降っていてほしい。それの方が気分がいいんだ。 石橋阪大前の蕎麦屋「権八」では特にそう思う。お初天神…

コラボレーション

No.3627(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】幻のアランフェス協奏曲「コラボレーション」 梅田の今はなきライブハウス・バナナホールの横に「M」というジャズ専門のレコード屋があった。オーナーのMさんは名店ワルツ堂の元スタッフで独立してレコード屋を始めた。…

悲しい色やね

No.3626【今日の1曲】大阪の代表的なソウル「悲しい色やね」 大阪を代表する歌は、やしきたかじん「やっぱ好きやねん」円広志「大阪ブロークンハート」憂歌団「大阪ビッグリバーブルース」などがあるが、我々世代はやはり上田正樹の名曲「悲しい色やね」に…

「競馬どんぶり」

No.3625【今日の1冊】押し付けがましい「競馬どんぶり」 1992年の宝塚記念から競馬をしている。27歳の頃だから、キャリアは32年になる。その間、G1レースの投票は一度も途切れたことはない。久しぶりに有名人の書いた競馬の本を読む。作家・浅田次郎「競馬…

釣鐘屋本舗の釣鐘饅頭

No.3624(再)【今日の菓子】こし餡が美味な菓子「釣鐘屋本舗の釣鐘饅頭」 20代後半のコピーライターの頃、1ヶ月間毎日大阪の四天王寺に通っていた時があった。当時勤務していた広告制作会社で、おれのクライアントだった四天王寺に納品したパンフレットに…