浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

悲しい色やね

No.3626
【今日の1曲】
大阪の代表的なソウル
「悲しい色やね」

大阪を代表する歌は、やしきたかじん「やっぱ好きやねん」円広志「大阪ブロークンハート」憂歌団「大阪ビッグリバーブルース」などがあるが、我々世代はやはり上田正樹の名曲「悲しい色やね」に尽きる。

「悲しい色やね」がリリースされた1982年以前より上田正樹は関西で活躍していたが、ソウルシンガーというよりはフォーク歌手のイメージが強かった。しかし作詞家の康珍化(かんちんふぁ)と組んで爆発的なヒットとなった「悲しい色やね」以降は名実共にソウルシンガーの道を突き進む。

にじむ街の灯を
二人見ていた
桟橋に止めた車にもたれて
泣いたらあかん 泣いたら
切なくなるだけ

別れる恋人同士の姿が切ない。これは康珍化の詞の素晴らしさと、上田正樹のハスキーヴォイスの魅力だ。

おれは神戸出身で、京都人同様に大阪人はあまり好きではない。しかし上田正樹の「悲しい色やね」は当代随一の大阪の名曲だと思っている。
★★★★★

【悲しい色やね】
https://youtu.be/OXe45eZgeM4

サザンオールスターズ
https://youtu.be/oa8_bD14Lj8

【歌詞】 
https://www.uta-net.com/song/1317/