浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「文士の料理店」

No.3273
【今日の1冊】
文豪はみんなグルメだ
「文士の料理店」

森鴎外谷崎潤一郎檀一雄の小説や随筆を読むと、美味しい料理の話や、料理の名店のエピソードをよく見かける。

嵐山光三郎「文士の料理店(レストラン)」は、「松栄亭」の洋風かきあげ(夏目漱石)、「銀座キャンドル」のチキンバスケット(川端康成)、「米久」の牛鍋(高村光太郎)、「慶楽」の牡蠣油牛肉焼そば(吉行淳之介)、「武蔵」の武蔵二刀流(吉村昭)など、和食・洋食・中華からお好み焼き・居酒屋まで。文と食の達人厳選、使える名店を紹介。ミシュランの三つ星にも負けない、名物料理の数々をオールカラーで徹底ガイド。

どの店もすごく安いわけではないが、食べられないほどの価格ではない。美味しいものは少々無理してでも食べるべきだ。人生に美味なくして意味はない、とおれは思うのだ。
★★★☆☆