No.3042
【名曲喫茶 浮月堂】
ピアノ主体の協奏曲
「ピアノ協奏曲第一番変ロ短調作品23」
久しぶりにクラシックレコードのご紹介をしたい。
おれが一番好きなオーケストラはベルリンフィルで、好きな指揮者は4人おり、ズービン・メータとレナード・バーンスタイン、カルロス・クライバー、そしてヘルベルト・フォン・カラヤンだ。
20代のデザイン系専門学校の学生だった頃、梅田の溜まり場と言えばスパニョラだった。スパニョラは繁華街・東通り商店街近くにあった名曲喫茶だった。よくこの店でおれと年下の級友でいつもコイバナばかりしていた。級友の一人が「おれは◯◯ちゃんにアタックしますわ!」と少し大きな声で決意した時、いつもはシューベルトの「野ばら」などが流れていたのに、店のレコードはその決意にマッチしてかチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第一番変ロ短調」になり、少し驚いたものだ。
スパニョラは大阪駅前ビルに移転し、マスターは先代から息子さんに変わっている。前に新しいスパニョラでジャバロブスタを飲んでいるとチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番が流れてきた。しみじみ昔を思い出した。しかし乍らカラヤン指揮、ベルリンフィルのチャイコフスキーは実にいいんだ。
【カラヤン指揮ベルリンフィル】
https://youtu.be/15Flos-kvEM
【中村紘子のピアノ版】
https://youtu.be/tfYqQ7lx6ls