浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

マザーウォーター

No.4239(再)
【今日の映画】
マザーウォーター

特に盛り上がりもなく、事件も起こらない、淡々とした映画「マザーウォーター」(2010)か気に入っている。いい映画なのだ。

京都で新生活を始めたセツコ、タカコ、ハツミ。
セツコはウヰスキーしか置かないBAR、タカコは喫茶店、ハツミは豆腐店を営みながら、中古家具店のヤマノハや銭湯で働くオトメやジンと日々関わっていく。
起承転結もなく、彼女たちの平和な毎日が描かれているのだが、頭が疲れた時はこんな映画がいい。
セツコを小林聡美、タカコを小泉今日子、ハツミを市川実日子、ヤマノハを加瀬亮、オトメを光石研、ジンを永山絢斗が演じている。

ウヰスキーしか置いてないBARを営めセツコがいい。どこか人生を達観しているような感じが実に良くて、「かもめ食堂」同様に小林聡美の適役だ。

マザーウォーター
https://youtu.be/dpIIg2IAd_g