浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

「碁盤斬り」

No.3936
【今日の1冊】
「碁盤斬り」

たまたまKindle版で読み始めた時代小説が、今、上映されている「碁盤斬り」だった。書いているのは映画で脚本を担当した加藤正人だ。

娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。彼は身に覚えのない罪を着せられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は復讐を決意する。絹は仇討ち決行のために自らが犠牲になる道を選ぶ。父と娘の、誇りをか賭けた闘いが始まる。

いい小説だった。作者が小説家ではないため、池波正太郎山本一力ほどの繊細なものではなかったが、その分スラスラと読めた。ただ、まだ観てないが、仕上がりは映画の方が良かったのだろうと思う

https://youtu.be/uRiB20Fqatk?si=KUOk6cEDwTz6496B

https://youtu.be/GdKvEEmaLFQ?si=i1CWG-AF4XZHA7Th