浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

関西風肉じゃが

No. 3229
【今日の料理】
母親料理の代表格
「関西風肉じゃが」

肉じゃがはよく作った。一般的に西日本は牛肉、東日本は豚肉を使うと言われている。おれは牛肉でも豚肉でも鶏肉でも牛筋肉でも肉じゃがを作ったが、要するに食べる好みの問題だ。今日の料理は関西風牛肉の肉じゃがだ。

【調理】
①ジャガイモは必ず新じゃがを選ぶ。メークインは加熱するとマッシュポテトのように崩れてしまう。牛肉は赤身より脂の多い方が肉じゃがに向いているので、そちらを用意。
②鍋に水を多めに入れて、顆粒の昆布だし、または昆布と鰹のだしを適量入れ、少し多めの砂糖、醤油、味醂、料理酒を煮詰める。
③電子レンジに、洗った皮付きの新じゃがをビニール袋に入れて加熱する。爆発するのでビニール袋の口は縛らない。新じゃがの表面が軟らかくなったらビニール袋を出して水に浸けて冷やす。そして指で皮と芽を剥いたら食べる大きさに切り、鍋に投入。
④あまり小さく刻まずに、牛肉を切り、鍋に入れる。火は弱火にして、鍋には蓋をする。適時、鍋の中をかき回し、汁気が3分の1になった所で少量のゴマ油をたらし、七味を軽く振る。
⑤新じゃがに十分味が染み込んだら完成。

おれは野菜が嫌いなので人参や玉葱、しらたきも入れない。肉と新じゃがだけだ。ポイントは砂糖を多めに入れる方が関西人好みに仕上がる。たまに居酒屋で関東風おでんみたいな甘味のない肉じゃがを見かけるが、おれ的にはあれは肉じゃがではないと思う。