No.3053
【名曲喫茶 浮月堂】
勇壮なシンフォニー
「交響曲第3番 英雄」
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの「交響曲第3番変ホ長調作品55 英雄」はいわゆるエロイカ(イタリア語で「英雄的な」)と呼ばれる作品だ。カネボウの化粧品の名前ではない。
「英雄」は1804年に発表された交響曲で、これはベートーヴェンがフランス革命後に活躍したナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)を讃えた曲として知られている。フランスの英雄ナポレオンらしく勇壮な曲であり、ベートーヴェン自身の一番お気に入りの作品だったらしい。演奏は多々あるものの、おれはレナード・バーンスタイン指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の「英雄」が一番好きだ。
軍人ナポレオンを讃えた交響曲なのに、後に彼が皇帝になると、ベートーヴェンは激怒したという逸話もある。「結局は皇帝になりたかったんかい」と言うことだろう。
【バーンスタイン指揮 ウィーンフィル演奏 英雄】
https://youtu.be/vfVgfWS2BsQ