No.3111
【名曲喫茶 浮月堂】
不吉だが、良い交響曲
「交響曲 大地の歌」
「大地の歌」は、1908年にオーストリアの作曲家グスタフ・マーラーが作曲した交響曲。歌唱部分もあるんだ。
クラシック界には<第九の呪い>と呼ばれる不吉なジンクスがある。それは「交響曲第九番を作曲すると死ぬ」というものだ。実際に「交響曲第九番」作曲と前後して死去した作曲家にベートーヴェン、シュポーア、ブルックナー、マーラー、ヴォーン・ウィリアムズ、シュニトケ、ヴェレスなどがいる。
マーラーは、第九の呪いを恐れて、交響曲第八番の完成後、次に取り掛かった交響曲を交響曲として認めず「大地の歌」と名付けたという逸話が知られている。マーラーはその後に交響曲第九番を作曲したが、交響曲第十番は、マーラー死去のため未完に終わった。
「大地の歌」はサントリーローヤル(ウヰスキー)のCM曲にも使用されており、日本人にも馴染みが深いです。
【バーンスタイン指揮 ウィーンフィル】
https://youtu.be/TUYTIQ5kHcw
【サントリーローヤルCM】
https://youtu.be/F96zhEMeRM8