浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

参天製薬 サンテドウ

No.2934
【レトロスペクティブ】
1961年からの水泳の必携品
参天製薬 サンテドウ」

小学校5年6年と水泳部だった。5~6年の担任が生徒に厳しく、男子は全員ソフトボールとサッカーと水泳を部活動としてやらされていた。小学校1年から4年まで図書委員の文系なおれが、だ。草食系男子のおれが、だよ。

泳げないおれは水泳の授業と放課後の水泳部にも苦闘していた。終わった後の疲れもひどく、更衣室でいつまでも肩を落としていた。そんなおれに友人のY君が珍しい目薬あるんやで、と貸してくれた。それが参天製薬のサンテドウだった。なんと赤い目薬だ。原田家御用達は大学目薬だが、貸してもらったサンテドウは非常に心地好かったんだ。

夏の終わり、泳げれば何でも良いのではないか、と担任に交渉したおれはクロールではなく平泳ぎでなんと1キロも泳ぐことに成功した。クロールの息継ぎを平泳ぎの息継ぎでクリアしたのだ。サンテドウを見るたびにあの夏の頑張りを思い出しますな。