浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「そばと私」

No.3606(再)
【今日の1冊】
味わい方も想いも人それぞれ
「そばと私」

昔からうどんより蕎麦が好きなので、大阪の老舗蕎麦屋にもよく通った。老舗蕎麦屋には必ず「新そば」という季刊の小冊子が置いてあり、無料なので貰って自宅で読むのを楽しみにしていた。

その「新そば」に連載されていた有名人67人の随筆が1冊の文庫本「そばと私」(文春文庫)にまとめられた。菅原文太丹波哲郎若尾文子ら俳優の他に歌舞伎俳優、歌手、作家、漫画家、脚本家、政治家などが、蕎麦の思い出や持論を熱く語っている。

サラリーマン時代、東京出張で老舗蕎麦屋に行くのが楽しみだった。「そばと私」と季刊新そばを読むたびにその頃のことを思い出しますね。
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