浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

そじ坊

No. 3049
【今日のレトロ店】
貴重な生山葵が嬉しい
「ハービス梅田  そじ坊」

サラリーマン時代の金曜日の夜はマルビル地下のインド料理屋アショカか、NU茶屋町にあったグリル梅田での外食だった。しかしたまにハービス梅田のそじ坊で食べていた。

そじ坊はチェーン店の蕎麦屋だ。お初天神の瓢亭や北新地の喜庵よりは落ちるもののハービス梅田店は居酒屋も兼ねていて、薩摩揚げ等を肴に日本酒を飲み、最後は天ざるで締めていた。
そじ坊で特筆したいのはわさびだ。普通の蕎麦屋みたいにチューブから出した練りわさびを添えるのではなく、生山葵が出るのだ。それを卸金で擂り蕎麦を楽しむ。残った生山葵は小さなビニール袋が貰えるので持ち帰ることが出来るのだ。持ち帰った生山葵は自宅で蕎麦を食べる時に使用していた。なかなかいい。

余談だが、安い蕎麦屋の天ざるはざる蕎麦の付け汁で食べるのだが、老舗などに行くとちゃんと天婦羅用のだしが出る。やはり天婦羅はだしがないと。ちなみにそじ坊はだしが付きます。