浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

白い港

No.3516
【今日の1曲】
翻訳小説のような別れの歌
「白い港」

1982年発売のミリオンセラー「ナイアガラトライアングルvol.2」は佐野元春杉真理大滝詠一のアルバムだ。

3人のアーティストがそれぞれ歌っているわけだが、おれ的には大滝詠一の「白い港」が一番好きだ。船に乗って去ってゆく女性と、それを見送る男性の別れの曲だ。〈帽子の陰から流れる黒い髪 いつまでも見ていた〉という歌詞は天才・松本隆の真骨頂だ。松本隆の歌詞は都会派小説のワンシーンを想起させるところが実に素晴らしい。

ナイアガラトライアングルvol.2は、佐野元春杉真理大滝詠一で歌う「A面で恋をして」も秀逸だ。ちなみにナイアガラトライアングルvol.1は山下達郎伊藤銀次大滝詠一である。こちらもいいんだ。
★★★★★

【白い港】
https://youtu.be/P8SADBsXd9g?si=BbuJVYcyH0MjTc4m

【歌詞】
https://www.uta-net.com/song/222496/

【A面で恋をして】
https://youtu.be/MdaEPaNnGxg?si=oqGFuxJc2BmV39qA