浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

風流田舎蕎麦

No.3266
【今日のレトロ店】
蕎麦湯も出ます
「風流田舎蕎麦」

サラリーマン時代、残業で遅くなった時によく使用したのはホワイティ梅田にある風流田舎蕎麦だった。ホワイティ梅田の飲食店には珍しく23時まで営業していた。

北新地の喜庵や、お初天神通りの瓢亭ほどの味ではないが、蕎麦はそれなりに美味しかった。温かい天婦羅蕎麦も良いのだが、いつも天ざるとおにぎりを注文していた。残念なのは天婦羅のつけ汁が、蕎麦のつけ汁と共用だった点か。

風流田舎蕎麦を評価したい点は、蕎麦専門店ではないのに、蕎麦湯が出ることだ。若い人は蕎麦湯はわからないだろうし、年寄でも蕎麦湯を嫌う人もいる。蕎麦湯は蕎麦を茹でた湯のことで、この白濁した湯を残った蕎麦のつけ汁で割って飲む。単なる茹で汁ではなく、蕎麦の栄養分のビタミンB1ビタミンB2カリウムが含まれている。蕎麦湯を味わえてこそ、真の蕎麦好きと言える。
★★★☆☆