No.3239
【今日のレトロ店】
焼売が絶品
「別館牡丹園」
神戸には有名な菓子店、レストラン等が多々あるが、食通が100人いれば100人が最高評価を下すのが、元町の別館牡丹園だろう。
別館牡丹園は、王熾炳氏により1954年に創業された広東料理店である。作家でグルマンの吉田健一や丸谷才一などの随筆にも別館牡丹園は登場する。とにかく供される料理のすべてが絶品なのだ。おれも何回か通って、海鮮焼きそばや海老マヨネーズなどを食べてみたが、やはり古今のグルマンが唸るだけのことはある。特に焼売が絶品で、これを味わうと551蓬莱の焼売は食べれなくなるぐらいだ。
別館牡丹園の近くに本館牡丹園があるのだが、まったくの無関係だ。阪神淡路大震災後に、広東料理店・廣州が本館牡丹園と改名して経営しているだけらしい。紛らわしいな。
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