浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

2024-01-01から1年間の記事一覧

梅田 とんかつ豚晴

No.3835(再)【今日のレトロ店】「梅田 とんかつ豚晴」 おれが初めてとんかつを食べたのは、今はなき梅田の名店「豚晴(とんはる)」だった。食べたのは小学生の頃だから、かなりの老舗だ。 豚晴は何を食べても美味しかったし、とんかつだけじゃなく大きな…

4月になれば彼女は

No.3834【今日の1曲】「4月になれば彼女は」 アメリカが誇るデュオコンビのサイモンとガーファンクルが1966年にリリースした「4月になれば彼女は」は奥深い。 出逢った彼女が亡くなる歌なのか、と思えばそうでもないようにも思える。ポール・サイモンの書…

「さよならは、カンパリソーダ」

N3833(再)【今日の1冊】鼻の奥がツンとする小説「さよならは、カンパリソーダ」 久しぶりに喜多嶋隆のデビュー作「さよならは、カンパリソーダ」をKindleで再読してみた。懐かしいね。 「さよならは、カンパリソーダ」は今から40年前に発表された小説だ。…

千鳥屋宗家 大納言清澄

No.3832(再)【今日の菓子】食感が素晴らしい茶菓子「千鳥屋宗家 大納言清澄」 30代の時に茶道(裏千家)を習っていた。週に1回のお稽古(笑)に通っていたのだが、その茶席で初老の女性師範が供する和菓子が好きだった。 濃茶と共に師範の用意する菓子は普…

バカラのウヰスキーグラス

No.3831(再)【おれの愛用品】ウヰスキーはこれで飲む「バカラのウヰスキーグラス」 写真のバカラグラスを3個持っている。たまたま同じデザインのものが3個集まったわけだ。一つは付き合っていた女性から。一つは不倫相手から。そして一つは31歳で亡くな…

ショパン 夜想曲第二番

No.3830(再) 【名曲喫茶 浮月堂】ロマンチックで悲しい曲「ショパン 夜想曲第二番」 クラシックでピアノを聴くならショパンだ。やはり夜想曲(ノクターン)第二番が一番いい。 タイトルはわからなくてもこの優しいピアノ曲をを聴いたことがある人は多いと…

マイピュアレディ

No.3929(再)【今日の1曲】尾崎亜美といえばこの曲「マイピュアレディ」 尾崎亜美といえば、杏里に提供した「オリビアを聴きながら」か松田聖子に提供した「天使のウインク」が有名だが、われわれ世代はやはり「マイピュアレディ」だ。 「マイピュアレディ…

Kaori Muraji Plays Bach

No.3928【癒やされる音楽】深夜に聴きたいアルバム「Kaori Muraji Plays Bach」 15歳でクラシックギタリストとしてデビューした村治佳織が、バッハの曲を演奏した「Kaori Muraji Plays Bach」は良いアルバムだ。 深夜に熱い紅茶か、ブランデーの水割りを飲み…

アラビアの真珠

No.3927(再)【原田家御用達】京都最高の喫茶店の味「アラビアの真珠」 京都で一番有名な喫茶店はイノダコーヒだ。イノダコーヒーではなくイノダコーヒが正しい店名だ。覚えましたか。 「京都の朝はイノダから始まる」のキャッチフレーズと共に、イノダコー…

トミーズのあん食

No.3926(再)【今日のパン】 バターを塗るとたまらない「トミーズのあん食」 関西の個性的なパン屋といえばトミーズだろうか。トミーズは関西に4店舗あり、神戸人なら誰もが知っている。 トミーズの三宮店は、阪急神戸三宮駅の西出口から歩いて1分の高架…

コレスキキのマグカップ

No.3925(再)【おれの愛用品】深い緑に魅了される「コレスキキのマグカップ」 雑誌「珈琲時間」を読んでいたら美しい美濃焼の織部のマグカップがあり買ってしまった。 美濃焼は名前の通り、安土桃山時代から続く岐阜の陶器の総称だが、織部または織部焼はそ…

岩井製菓のサイダー飴

No.3923(再)【今日の菓子】飴ならではの炭酸系「岩井製菓のサイダー飴」 昔からあるカンロ飴、純露などの飴が好きではなかった。かなり昔から炭酸飲料系の飴が好きだった。意外にサイダーやコーラなどの飴は古くから存在したんだ。 ここ数年は京都の岩井製…

リボンシトロン

No.3922(再)【レトロスペクティブ】懐かしい味は健在「リボンシトロン」 かなり昔にリボンちゃんと言うキャラクターを使い、テレビのコマーシャルをしていたのが炭酸飲料のリボンシトロンだ。もう永く飲んでいないので味は忘れたが、確かキリンレモンか三…

ハミングバードカフェ

No.3921(再)【今日のレトロ店】カフェバー世代に嬉しい「ハミングバードカフェ」 阪急の石橋阪大前駅近くにハミングバードカフェがある。前に行ったのは高校時代の友人と15年ぐらい前だったか。 コーヒーも飲めるが正確にはカフェではない。夕方にオープン…

大江戸捜査網のテーマ

No.3920(再)【名曲喫茶 浮月堂】心が沸き立つ音楽「大江戸捜査網のテーマ」 今日はいつものクラシックではなく、時代劇のテーマ曲なのにオーケストラでよく演奏される曲をご紹介したい。 「大江戸捜査網」は1970年から1984年まで放映された時代劇で、表の…

Can't Buy Me Love

No.3919(再)【今日の1曲】阪急岡本的な曲「Can't Buy Me Love 」 世界に冠たるロックグループのビートルズ。その中でも好きな曲は多いが、やはりおれは「Can't Buy Me Love」が好きだ。世界のロックグループでおれが一番好きなのはビーチボーイズとビート…

大分県産  蘭王

No.3918(再)【原田家御用達】実に美味しいブランド卵「大分県産 蘭王」 ある時から、うちで購入する卵は2種類になった。ひとつはJAの価格の安い卵、もうひとつはブランド卵の蘭王だ。 蘭王は大分県産の玉子で、安心して鶏に与えられるパプリカ(赤ピーマ…

「梅安蟻地獄」

No.3917(再)【今日の1冊】池波正太郎の傑作「梅安蟻地獄」 おれが中学生の頃に読んでいた池波正太郎「仕掛人・藤枝梅安」全7巻を、改めてKindleで読んでいる。やはり傑作だ。「仕掛人・藤枝梅安」は、池波作品「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される…

森永ハイクラウン

No.3916(再)【今日の菓子】当時最高の大人なチョコ「森永ハイクラウン」 森永製菓が洋風煙草の箱をイメージさせたハイスペックなチョコレートを1964年に発売した。それがハイクラウンだ。 当時は板チョコ全盛の頃だったわけだが、おれが幼少の時はなんて大…

懐紙と懐紙入れ

No.3915(再)【おれの愛用品】懐紙を持つ生活「懐紙と懐紙入れ」 サラリーマン時代の数年間、茶道(裏千家)を習っていた。その入門時に初老の女性師範に選んでもらった懐紙入れを今も使っているんだ。 懐紙とは茶道で使用する和紙のことで、着物の懐に常備…

LEFT ALONE

No.3914(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】泣かせるアルトサックス「LEFT ALONE」 ベツヘレムレコードの人気盤はなんといってもピアニストのマル・ウォルドロンの「LEFT ALONE」だろう。 1959年発表の「LEFT ALONE」は、史上最高の女性歌手ビリー・ホリディに捧…

メロディー

No.3913(再)【今日の1曲】「田園」と並ぶ名曲「メロディー」 以前にフジテレビのCSでドラマ「コーチ」が再放送していたので毎日観ていた。演技者としての玉置浩二にはいつも感心しており、素のままのキャラクターにいつも魅せられて俳優のみでもこの人は…

プラモデルを作ろう②

No.3912【癒やされる時間】洒落た時代風景「プラモデルを作ろう②」 前回は休みの日の昼下がりに、城のプラモデルを作る話をした。今日は別のプラモデルの話をしたいんだ。 おれが中学時代に友人たちの間で〈風物詩〉というシリーズが流行った。これは江戸時…

明治乳業の飲料

No.3911(再)【レトロスペクティブ】銭湯ならではの乳飲料「明治乳業の飲料」 昔は自宅に風呂がなくて銭湯通いだった。風呂付きの家に住むようになっても銭湯に通っていた。根っから銭湯好きなんだなあ。 銭湯の楽しみのひとつが入浴後の「銭湯ドリンク」だ…

デュワーズ

No.3910(再)【原田家御用達】思い出深い酒「デュワーズ」 一時期よく飲んでいたウヰスキーはデュワーズだ。自宅でも1年くらいは水割りで愛飲していた。 デュワーズは、数種類の厳選された原酒を掛け合わせたブレンデッドスコッチウイスキーだ。名前の通り…

懐中汁粉

No.3909(再)【今日の菓子】上品なインスタント甘味「懐中汁粉」 汁粉(おしるこ)よりぜんざいの方が好きなのだが、知人から中元歳暮に懐中汁粉をいただいて食べるとやはり美味しい。 懐中汁粉とは、最中の皮にさらし餡(つぶ餡から小豆の皮を取り、残った…

京都  松葉

No.3908(再)【今日のレトロ店】にしん蕎麦発祥の地「京都 松葉」 にしん蕎麦と言えば京都南座横にある老舗「松葉」だろう。やはりこの店の蕎麦は美味しい。 老舗「松葉」は幕末の文久元年(1861年)に創業された。京都南座の横だが場所的には祇園であり、…

ゲッツ・ミーツ・マリガン ・イン・ ハイファイ

No.3907(再)【浮月堂 JAZZ名盤紹介】ジャズらしいジャズ「ゲッツ・ミーツ・マリガン ・イン・ ハイファイ」 白人テナーサックス奏者のスタン・ゲッツが、同じく白人バリトンサックス奏者のジェリー・マリガンと組み1958年に発表した「ゲッツ・ミーツ・マリ…

スタンダードナンバー

No.3906(再)【今日の1曲】メロウなラブソング「スタンダードナンバー」 薬師丸ひろ子のヒット曲「メインテーマ」を作詞作曲した南佳孝が、一部歌詞を変えてセルフカバーしたのが名曲「スタンダードナンバー」(1984)だ。 南佳孝は発表する曲すべてがアー…

「台所のラジオ」

No.3905(再)【今日の1冊】これはまさに大人の童話「台所のラジオ」 吉田篤弘の作品は深く考えずに読めて、その舞台背景の「何か」がひとつだけ心に残る良さがある。「台所のラジオ」(ハルキ文庫刊)もそんな作品だ。 「台所のラジオ」は12篇の短編集だが…