浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

ザラメ醤油あられ

No.2996
【今日の菓子】
甘辛いのもいいんだ
「ザラメ醤油あられ」

今は渚あられみたいな、醤油の辛さが強いあられや煎餅が好きなのだけど、昔は甘辛い味が好きだった。

子供の頃、メーカー名は忘れたが醤油にザラメ(粒砂糖)をまぶしたあられがあり、これが大好きだった。口に入れると甘く、醤油の味が絡まり微妙な美味しさになる。

大人になって、ウヰスキーの酒の肴の<乾きもの>として、醤油辛い塩辛いあられを食べるようになり、ザラメ醤油あられは疎遠になったが、たまに食べたくなるんだな。

ウエストウッド

No.2995
【今日のレトロ店】
若者の不夜城
箕面  ウエストウッド」

バブル期から10年ぐらいの間はカフェバーがすごく流行った。カフェバーとは<大人のための酒が飲めるレストランバー>と言うべきか。夜のみ営業しており、今のクラブ的な電飾と素敵な洋楽が流れていた。新御堂(幹線道路)の終わりの箕面にはピレーネ、サンタモニカ、そしてウエストウッドの3つのカフェバーが人気を集めていた。

中でもウエストウッドはピンク色の外観の巨大なカフェバーで、箕面だけではなく豊中や池田、茨木あたりからの車も多く停まっていた。おれも高校時代の友人と行って、初めてペリエを飲んだことを覚えている。その後、GFとも何度か行って食事しながら、流れる洋楽に酔いしれたんだ。そんなカフェバーブームも、おれが30になる頃には終わってしまった。

今から思えばあの頃の夜遊びには夢があったし、本当に楽しかった。20代があの時代で良かったなあ、といつも思うんだな。

【あの頃の1曲】
https://youtu.be/Y-vj8V522OQ

💮添付のきれいな写真は「青春タイムトラベル」様のサイトからお借り致しました。どうもありがとうございました。

粉雪

No.2994
【今日の1曲】
冬の名曲
レミオロメン  粉雪」

また寒くなってきた。こんな日はレミオロメンの名曲「粉雪」を聴きたくなる。

40代のサラリーマンの頃、冬の新潟に出張に行った。コピーライターなのに、営業部の応援だ。一緒に行ったのは年下の営業部員だった。彼は美人の奥さんとの間にを長男が生まれたばかりだった。そんな彼と、先方のバイヤーとの商談が終わり、繁華街で夕食を食べる。その間に彼は1時間ごとに家に電話をかけて長男の様子を伺っていた。その姿を見ながら結婚っていいものだな、思ったものだ。

夕食後、彼とカラオケに行った。そこで彼が熱唱したのがレミオロメンの「粉雪」だった。いい曲だ、としみじみした。カラオケが終わり、店の外に出ると、偶然にも新潟の夜空に粉雪が舞っていた。

【粉雪】
https://youtu.be/1wxTksLZ1Mw

【歌詞】
https://www.uta-net.com/song/35601/

 

ヒロタのシューアイス

No.2993
【今日の菓子】
やはりヒロタは美味しい
「ヒロタ シューアイス」

また季節はずれの話で申し訳ない。今日はヒロタのシューアイスについてです。

おれが初めてシューアイスなるものを食べたのはヒロタではなく、タカラブネだった。タカラブネというのは80~90年代にあった洋菓子のチェーンだ。今なら銀座コージーコーナーみたいなものかな。初めてシューアイスを食べた時に、シュークリーム生地にアイスクリームが入っていて食感に驚いきました。もちろん美味しさにも。タカラブネがなくなり、いつだったかヒロタのシューアイスを食べたのだが、やはりシュークリームの本家だけに期待を裏切らない美味しさだった。

アイスクリーム業界はハーゲンダッツの一人勝ちのご時世だが、別にそんな高級なものじゃなくても、シューアイスみたいなものでいいんじゃないか、とおれは思いますけどね。

キッチンガーリック

No.2992
【原田家御用達】
中華料理には欠かせない
「SBキッチンガーリック 」

家で中華料理を作る時はチューブ入りのニンニクを使う時もあるのだが、やはりチャーハンとか唐揚げの下味にはガーリックパウダーを使用する。

昔はチューブ入りのニンニクなんてなかったから、パウダータイプのSBキッチンガーリックをずっと使用していた。ニンニクらしい匂いも良くて、チャーハンやラーメンにひとふりするだけで美味しくなったんだ。

おろし生ニンニクのチューブ入りの方が中華料理には合うように思えるが、昭和世代はやはりガーリックパウダーなんだな。

「夜行虫」

No.2991
【今日の1冊】
破滅していく男の哀歌
「夜行虫」

久しぶりに馳星周ノワール小説(暗黒小説)をご紹介したい。馳星周のデビュー3作目の「夜行虫」だ。

主人公の加倉は日本から台湾に渡ったプロ野球投手だが、黒社会の仕切る八百長に手を染める。だが彼を慕う青年・俊郎が、その純朴な正義感ゆえに加倉を守ろうと八百長の件を警察に通報しようとしたことで破滅への転落がはじまる。
加倉は衝動的に俊郎を殺殺害する。八百長が暴かれることへの恐怖と、美しい俊郎の妻・麗芬を自分のものにしたいという邪念からだった。そして加倉は台湾の黒社会と警察、日本から来たマスコミに追い詰められていくが・・・

日本と違い八百長が日常茶飯事の台湾の野球界と、黒社会のえげつなさの描写が凄い、日本やアジアを舞台にしたノワール小説はやはり馳星周の独壇場だ。

ナイトバーズ

No.2990
【今日の1曲】
夜のドライブにはこの曲
シャカタク  ナイトバーズ」

5年くらい前にシャカタクの「インヴィテーション」をご紹介した記憶がある。今回は同じくシャカタクの「ナイトバーズ」だ。もしかしたらこの曲も取り上げたかも知れないんだがまあいいか。

車を運転できないおれは友人やGFとドライブする時、地理感覚もゼロなんでナビの役目も無理だから自然と音楽担当になる。前日にイメージに合った曲をセレクトする。復路が夜になる時はシャカタクの「ナイトバーズ」を選んだ。シャカタクのアルバム自体がドライブ向けなんだが、夜にはやはり「ナイトバーズ」が一番ふさわしい。この曲を聴くと、夜の国道2号線を走るGFのホンダシティを思い出す。

1982年発表の「ナイトバーズ」はバブル突入期の代表的な音楽であり、その後に流行ったカフェバーには必ず流れていたなあ。

【ナイトバーズ】
https://youtu.be/CfYVJQUauRs

【ライブ】
https://youtu.be/PoVLt1Gsaew