No.2755
【6月の花】
雨に濡れた美しい花
「紫陽花」
花の中では紫陽花が一番好きだ。初夏の前の梅雨時期を代表する花としては色も形もいい。
紫陽花と言えば梅雨の雨の花のイメージがある。雨露に濡れる紫陽花ははかなくて叙情的だ。紫陽花の色は
青紫、ピンク、白があるがやはり青紫がいい。
それぞれの色の紫陽花の花言葉は「青紫=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」と言う意味があるが、その反面、紫陽花全体の花言葉は「移り気」「浮気」「無情」と逆の意味を持つ不思議な花でもある。
No.2753
【今日のレトロ店】
コーヒーもケーキも美味しい
「服部天神 果琳珈琲店」
阪急服部天神駅は高校3年間使用した駅だが、卒業後も年に1回は1月10日前後に服部戎(えべっさん)に参拝していた。
えべっさんに参拝した後に必ず寄っていた喫茶店が近くにある果琳珈琲店(かりん)だ。この店はアンティークな外観と店内が実に良くて、果琳オリジナルブレンドと数あるケーキが美味しい。果琳珈琲店は服部天神と庄内、千里中央に店があり、どこの店舗も素晴らしい。毎年えべっさんの時は退店する時に縁起物の五円玉を頂けるのが嬉しい。
商売繁盛のえべっさんが関西以外ではなく、東京ではこれに代わるものが「酉の市」であることを、おれは40の時に知りました。
店の写真は「純喫茶目録」様のサイトからお借り致しました。ありがとうございました。
No.2751
【今日の1冊】
東洋医学は効く
竹村文近・著「はり100本」
40歳の時、サラリーマンを辞めて整体学校に入学し、1年間指圧やマッサージ、リフレクソロジーを学んで整体師の民間ライセンスを取得して卒業した。その後2年間は塚本の整骨院で働いた。今思えばいい経験だった。勤務先の院長は柔道整復師であり鍼灸師でどちらも国家免許だ。院長がたまに患者に鍼を打つのを興味深く見ていた。
鍼灸師の竹村文近先生の著書「はり100本 鍼灸で甦る身体」はなかなか興味深い本だ。修行時代から現在までの仕事と東洋医学としての鍼灸を綴っている。竹村先生は「患者さんが鍼灸師を信頼して、本気で病気を治そうという気持があれば太い鍼も痛くない」と言う。
おれも坐骨神経痛の時に何度か鍼灸治療を受けたことがあるが確かに効く。思えば髪の毛のように細い鍼であるが、後で見るとかなり長い鍼だった。これで体調が回復するのだから東洋の神秘と言えよう。
No.2750
【今日の菓子】
冷菓としての羊羹なら
「井村屋の水羊羹」
和菓子では最中も羊羹もあまり好きではない。なんていうのか小豆=あからさまな甘過ぎる菓子だからだ。おはぎや酒饅頭みたいに一工夫しているならともかく、最中なんて薄皮の中に小豆はどうなんだろうか。
しかし水羊羹は別だ。羊羹なのだが甘過ぎることなく、冷たく冷やせばのど越しの良い夏の冷菓である。作家の向田邦子先生は自らを水羊羹評論家と称して菓匠菊家の水羊羹を愛した。
菓匠菊家の水羊羹はともかく、井村屋の水羊羹は美味しい。昔、商店街主催の縁日に行くと氷を浮かべた水槽の中に井村屋の缶の水羊羹やら缶のプリンが冷やされていた。その時に食べた水羊羹の味は絶品だった。
No.2749
【今日のレトロ店】
「東梅田 サンシャイン」
東梅田のわかりにくい所にあるのだが、結構お客が一杯の人気喫茶店がサンシャインだ。
おれはたまたまサンシャインを見つけたのだが、東梅田では美味しいと評判の老舗なんだね。何が美味しいってコーヒーもビーフカレーもいいんだが、ホットケーキが素晴らしい。軟らかいしメイプルシロップとバターが秀逸だ。
40代に東住吉区の会社に勤務していた時に、帰途に一息入れるのに必ず立ち寄っていたのがサンシャインだった。ここのホットケーキを食べて香り高いコーヒーを飲むたびに、明日も頑張ろうという気持ちになりましたね。
https://kissa-sunshine.raku-uru.jp/
店の写真とホットケーキの写真は「純喫茶目録」様のサイトからお借り致しました。ありがとうございました。