浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

ラストワルツ

No.3385
【今日の1曲】
社交ダンスの思い出
「ラストワルツ」

サラリーマン時代、女性の同僚に誘われて、半ば強引に社交ダンスの教室に行った。彼女がどういう意図で社交ダンスの教室に行ったのかは知らないが、知らない中年の親父と踊るのは嫌だから、と誘われたのだ。

ダンス教室は繁華街のビルの2階にあり、初老の女性講師が教えていた。彼女が危惧した通り、生徒は初老の親父と女性が多く、おれは彼女とペアを組んだ。まあそれなりになんとなく踊れたのだが、おれはワルツが好きだった。ある日、講師が流した音楽は、おれの好きなエンゲルベルト・フンパーディンクの「ラストワルツ」だった。「ラストワルツ」は、イギリスの歌手エンゲルベルト・フンパーディンクが1967年にリリースした曲で世界的にヒットした。フンパーディンクの甘い歌声と忘れられないワルツのメロディはなかなか素晴らしい。

結局、おれも彼女も仕事が忙しくなり、ダンス教室は2ヶ月で辞めてしまった。今でも「ラストワルツ」を聴くと、苦労しながらワルツを覚えた夜を思い出すんだ。
★★★★☆

【ラストワルツ】
https://youtu.be/xqPAocypOKw?si=qTvWXWeqacfJR9hJ