浮月堂黄昏抄

風流候・原田浮月堂の花鳥風月な日々

サクマ式ドロップとサクマドロップ

No.3947(再)
【レトロスペクティブ】
「サクマ式ドロップとサクマドロップ」

缶に入った「サクマドロップス」だが、実は「サクマ式ドロップス」と「サクマドロップス」の2種類あるのをご存知だろうか。おれはサクマ式ドロップスと言うのが正しい名称だと永く思っていた。

サクマ式ドロップスの販売元は佐久間製菓株式会社で、サクマドロップスの販売元はサクマ製菓株式会社だ。佐久間製菓株式会社は創業社長が作った会社でありサクマ式ドロップスを発売するが戦争で廃業。戦後に別の実業家が佐久間製菓株式会社を再興し、また佐久間製菓の社長を務めた人の息子が興したのがサクマ製菓株式会社だ。ドロップス自体も違い、サクマ式ドロップスはイチゴ、オレンジ、レモン、パイナップル、リンゴ、薄荷、葡萄、チョコの8種類で白い粉が吹いているのだ。サクマドロップスはイチゴ、薄荷、リンゴ、スモモ、レモン、、オレンジ、メロン、パイナップルの8種類。こちらは透明感あるドロップスだ。

おれはサクマ式ドロップスサクマドロップスも好きで、各2缶ずつ買い置きしている。飴やキャンディではなくドロップスと言う呼び方が好きだ。しかしサクマ式ドロップスは販売を終了し、会社を閉業するらしい。なんとも残念な話だ。