No.3474
【今日の1冊】
評価に値せず
「レッスン」
25歳ぐらいに読んだ「メルセデスの伝説」以来、2冊目の五木寛之作品を読破した。歪な恋愛小説「レッスン」だ。
5月になると僕は、1人でフィレンツェにやってくる。あの女性とのレッスンの日々を確かめるために。車、ゴルフ、ファッション、レストラン、セックス、マナー、そして人生と死について。あの女性は僕の最高の教師だった。年上の謎めいた未亡人に心惹かれる気鋭の若手モータージャーナリスト。誘われるまま彼女とイタリア旅行に出かけた彼は官能的な愛の日々の中で、大人の男へと成長を遂げるが。
期待したほどの作品ではなかった。謎めいた未亡人から教わったものは、車、ゴルフ、セックス、死についてだけだし。なんが登場人物すべてに感情移入できないし、主人公のモータージャーナリストの青年があまりにガキすぎる。
☆☆☆☆☆