浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「異怪丿門」

No.3465 
【今日の1冊】
心凍らず
「異怪丿門」

お笑い芸人で怪談師の伊山亮吉の「実話奇談 異怪丿門」を読んでみた。読了時間は3時間だった。

お笑い芸人でありながら重度の怪談オタク、怪談ライブBarスリラーナイト歌舞伎町にて夜な夜なステージに立ち、怪談最恐戦2022で優勝し5代目怪談最恐位に輝いた実力者・伊山亮吉が華々しく怪談本デビュー。心霊スポットのトンネルで目を覚ますと「無数の手形」、林で迷い込んだあるはずのない不気味な洋館「存在しない記憶」、降霊術に挑んだ中学生の身に降りかかった恐怖の一部始終「ひとりかくれんぼ」、赤一色の世界で血塗れの子どもに迫られ夢と現実がリンクするおぞましい夜「赤い子ども」など異世界系実話怪談を多数収録

怪談や心霊映像に麻痺しているので、奇談という部分に期待したのだが、やはり心は震えなかった。書物ではなく、口頭で聞けばそれなりに良かったのかも知れないのだが。
★★☆☆☆