No.3449
【癒される時間】
プロヴァンスの魅力満載
「プロヴァンスを観る」
今回も、フランス南東部プロヴァンスについてのお話をしたい。今日は映画についてだ。
プロヴァンスの良さを感じるには、映画を観ることに尽きる。リドリー・スコット監督が2006年に、ラッセル・クロウ主演で制作した「プロヴァンスからの贈りもの」をお勧めしたい。イギリスの金融トレーダーとしてセレブな生活をする主人公が、急逝した伯父の住んでいたフランス・プロヴァンスに行く。伯父の住んでいた屋敷とワイン用の葡萄園を見て、売り払うつもりだったが、現地での亡き伯父との思い出や、レストランの女主人との恋愛を経験し、プロヴァンスに魅せられてゆく。そして金融トレーダーを辞めて、プロヴァンスに住み、伯父の遺した葡萄園で働く。
伯父の屋敷も葡萄園も売り払うつもりだった主人公が、プロヴァンスに住み、その魅力に魅せられていく過程がいい。仕事より人生に大事なものは何かを見つけることに我々は驚き、癒されるに違いない。人生後半で大事なものは、仕事ではなく、余暇の過ごし方なのだ。
