浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

明治ブラックチョコレート

No.2762
【今日の菓子】
苦さが魅力の大人チョコ
「明治ブラックチョコレート」

ミルクチョコレートはあまり好きではない。食べないことはないが自ら進んで買うこともない。板チョコで一番好きだったのは明治のブラックチョコレートだ。

ブラックチョコレートは少し苦い。苦くて甘い魅力的なチョコレートだ。ミルクは0ではないだろうが、ミルクチョコレートよりかなり少ない含有量だと思われるし、まさに大人のチョコレートだ。チョコレートはこうあって欲しいと思う。

若い頃、アメリカを代表するハーシーズのチョコレートを食べた時はこんな不味いものがあるのか、と一片を食べてやめてしまった。やはりチョコレートは甘過ぎないものに限るんだが。

ミスタードーナツ箕面店

No.2761
【今日のレトロ店】
箕面市の自慢
ミスタードーナツ 箕面店」

記念すべきミスタードーナツ日本1号店は昭和46年に大阪府箕面市に誕生した。我が町である。

中学2年の時に箕面に引っ越してきたおれはこの町のミスタードーナツが1号店であることを知らなかった。箕面に来る前から中学校の近くにあったミスタードーナツにGFと通っていたので存在は知っていた。昔の店舗はいかにもアメリカンな雰囲気があり、ドーナツを食べること自体が楽しく、通うことも嬉しかったね。今の店舗も悪くないんだが、お子さま向けになってしまった。残念なことだ。

当時の箕面は田舎町だったが、ミスタードーナツの1号店や日本初のケンタッキーフライドチキンのビュッフェが出来たり、なかなかのものである。最近では大人向けミスタードーナツもオープンして喜ばしい。


不二家LOOK

No.2760
【今日の菓子】
多彩な味が楽しい
不二家LOOK」

おれがかなり小さな頃から印象の強いチョコレートは不二家の「LOOK(ルック ア・ラ・モード)」だろうか。小学校のハイキング等には必ず1箱買っていた。

歴史の古いチョコレートなのに発売当時のLOOKのパッケージデザインは世界的産業デザイナーのレイモンド・ローウィによって考えられた。今もLOOKはローウィの初期デザインを踏襲されている。中に入っているクリームも時代と共に変化しており、ジャムが入っていたこともありましたね。

不二家の公式サイトを見ると現在発売中のLOOKは13種類もあるんだな。それは知らなかった。

綿菓子製造マシン

No.2759
【レトロスペクティブ】
わかりやすいメカニック
「綿菓子製造マシン」

昔は駄菓子屋とかゲームセンターの片隅に置かれていたのが綿菓子製造マシンだ。料金は確か20円ぐらいではなかったか。

お金を入れると機械の中央部の円柱の筒よりザラメ状の砂糖粒が下の回転するモーターの受皿に落ちる。モーターが発熱すると、その熱で砂糖が溶けるのだが、その時の遠心力で綿のように広がる。それを備え付けの割り箸で巻き取る仕掛けだった。

いかにも幼児の好きそうな駄菓子だが、手の汚れるのを嫌がるおれは1度しか買わなかった。子供らしくない子供で申し訳ない。

森永ハイクラウン

No.2758
【今日の菓子】
当時最高の大人なチョコ
「森永ハイクラウン」

これからしばらく、おれが好きだったチョコレートの特集をしたい。まずは森永ハイクラウンだ。

森永製菓が洋風煙草の箱をイメージさせたハイスペックなチョコレートを1964年に発売した。それがハイクラウンだ。当時は板チョコ全盛の頃だったわけだが、おれが幼少の時はなんて大人なチョコレートだと思ったね。味もとても良くて価格も板チョコよりは高かった。ミルクチョコレート、クランチ、カシューナッツの3種類がありました。

またハイクラウンには画家シシリー・メアリー・バーカーの描く小さく綺麗な絵、通称「妖精カード」と呼ばれるものが付いており、クラスの女子にも人気が高かかったんだな。

殿山泰司 JAMJAM日記

No.2757
【今日の1冊】
脇役の中の脇役
殿山泰司「JAMJAM日記」

自らを三文役者と呼び、日本映画を永く支えたバイプレイヤー殿山泰司(故人)の渋くて笑える日記。

誰でも一度は映画やドラマで見かけたことのあるクセの強い俳優の殿山泰司は外見とは異なりミステリー小説とジャズを愛し、様々な雑誌にコラムを連載していた趣味人だ。ここまで国内外のミステリー小説とジャズに詳しいのに驚く。俳優をしながら日々読書し、酒を飲み、ジャズのライブに通う行動力には脱帽する。

本書は高校1年から何十回と繰り返し読んだ最高の愛読書だ。ちなみに殿山泰司の人生は「三文役者」(2000年)のタイトルで映画化され、竹中直人が殿山を演じた。


山崎製パンのブッセ

No.2756
【今日の菓子】
いくつも食べたくなる菓子
山崎製パン ブッセ」

コンビニに行くたび、売っていたら買ってしまうのが山崎製パンのブッセだ。ついついあるだけの種類を買う。

山崎製パンのブッセはふわふわのスポンジ生地の丸いケーキに、カスタードやチョコやコーヒー、チーズのクリームを挟んだ安価で美味しいフランス菓子だ。おれはやはりコーヒークリームが好きだ。

ゴーフルで有名な神戸風月堂には「神戸ぶっせ」と言う美味しい菓子があるが、山崎製パンのブッセはそれよりも安くて美味しい。なんたって59円なんだから。