浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

Tango: Zero Hour

No.3561(再)
名曲喫茶 浮月堂】
タンゴの異端児の名盤
「Tango: Zero Hour」

今日はいつものクラシックではなく、たまにはタンゴのレコードのご紹介をしたい。アストル・ピアソラの大名盤「Tango: Zero Hour」(タンゴ・ゼロアワー)だ。高校生の頃に、レコードでこのアルバムを買い、社会人になってから改めてCDを購入した。

一般にタンゴと呼ばれるものは二つあり、ヨーロッパで作られたコンチネンタルタンゴと、南米のアルゼンチンタンゴだ。<アルゼンチンタンゴの異端児>と呼ばれるアストル・ピアソラは、従来のタンゴに限界を感じてクラシックとジャズを取り入れ、自身の弾くバンドネオンに、ヴァイオリン、ピアノ、コントラバスエレキギターのバンドを編成し、タンゴ保守派から猛烈な批判を浴びた。しかし今もアルゼンチンタンゴの第一人者と言えばピアソラなのだ。

かなり以前に、NHKの特番でアストル・ピアソラ五重奏楽団と、ジャズヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートンの競演を放映していたが、凄い迫力だったんだ。アルゼンチンタンゴボサノヴァ、マンボなど、南米音楽は奥が深い。
★★★★★

【ミロンガ・ロカ】
https://youtu.be/-0j92Zkt6Yc