浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

アトミックベイシー

No.3308
【浮月堂  JAZZ名盤紹介】
スイングジャズの最高傑作
「アトミックベイシー」

スイングジャズ(ダンス音楽から派生した楽団のジャズ)ではデューク・エリントンの〈デューク〉は公爵という意味で、カウント・ベイシーの〈カウント〉は伯爵を意味する。そんなカウント・ベイシーの名盤が「アトミックベイシー」だ。

「アトミックベイシー」は、カウント・ベイシー楽団が1958年に発表したアルバムだ。天才編曲家のニール・ヘフティが全曲アレンジをしており、特に1曲目の「レッドバンクから来た男」が実に素晴らしい。ホーンの間をベイシーの弾く素早いピアノがいいんだ。

本盤は名誉ある第1回のグラミー賞を受賞しており、スイングジャズとは何かがわかる作品でもある。残念なのは、ジャケットに原子爆弾を使用していることか。
★★★★☆

【レッドバンクから来た男】
https://youtu.be/G83M39syWDA?si=HculLwSP9T5gJVYc