No.3011
【おれの愛用品】
校正作業の必携品
「ソメスサドルのルーペ」
永く広告制作の仕事に関わってきた。広告制作に必ずあるのが校正作業だ。校正とは書いた元原稿と本印刷になる前の仮印刷と照らし合わせて間違いをチェックしたり、誤字脱字を見る作業だ。校正専門の会社もあるのだ。
そんな校正作業は眼を酷使するので、年配の人は老眼鏡が必需だった。おれは老眼鏡と共にソメスサドルのルーペも使っていた。ソメスサドルは創業1964年の馬具メーカーだ。馬具以外にも革の鞄も作っており、高価だが頑丈だ。 ルーペは革の紐があり、本体を包む革カバーがある。校正作業の時はこれをを首から下げて「鬱」と「欝」みたいな見間違いそうな漢字を拡大して確認していた。
老眼鏡やルーペに頼るのもどこか嫌な感じだが、眼だけは老いが早いので仕方ないんだが。
