浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

「帝王星」

No.2966
【今日の1冊】
最後に勝利を掴むのは
「帝王星」

一昨日より紹介している新藤冬樹の風俗小説の三部作の完結編である。「黒い太陽」「女王蘭」、そして最後は「帝王星」だ。

堕ちた「風俗王」藤堂が復活した。天才キャストゆりなを引き連れ歌舞伎町に還ってきた。だが、キャバクラ界の若き覇者・立花篤はゆりなの引き抜きに成功。藤堂も伝説のキャスト冬海を復帰させて対抗する。魔性の話術と技巧、奇策と知略の限りを尽くす闘いは熾烈さを増していく。やがて勝負の行方は冬海とゆりなの売り上げ競争に賭けられた。夜の帝王の座は果たして藤堂か立花か。

業界ではホステスもキャバクラ嬢もホストもキャストと呼ばれる。
売上成績の悪い営業部員はビジネス本を読むよりも、「黒い太陽」「女王蘭」「帝王星」と劇画「女帝」を読む方が仕事に役立つと思います。