浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

俵屋のじろあめ

No.3791(再)
【今日の菓子】
なかなか美味しい
「俵屋のじろあめ」

40代のサラリーマン時代に石川県金沢市に出張した。出張の前の日に、商品企画部の年下の先輩、理絵さんに「金沢出張なら、俵屋のじろあめは買うべき」と教えてくれた。

俵屋のじろあめは、天保元年(1831年)に石川県金沢市に創業した俵屋が作り出した。母乳が出なくて困っている母親たちの姿を見て、砂糖を使わず、米と大麦だけで作った軟らかい水飴だ。大麦の麦芽糖は、麦芽酵素が米のでんぷん質を糖化させるという性質かあり、水飴を作り出せたのだ。

おれは「俵屋のじろあめ」を二つ買い、ひとつはそのまま、もうひとつは料理に使用した。薩摩揚げと竹輪の煮物や、肉じゃがを作る時に少し加えると、なかなか美味しく仕上がった。
★★★★☆