浮月堂黄昏抄

風流なライフスタイルのために

絵本を読もう

No.3545
【癒やされる時間】
思考回路のリセット効果
「絵本を読もう」

30代の初め、南森町の編集プロダクションで編集者をしていた。ベネッセの子供向け教育関係の雑誌と、絵本の編集が担当だった。昔から絵本が好きだったのだが、還暦に近い今も大好きだ。

学生時代は「メイシーちゃんの絵本」が好きで、40代からは村上康成の作品と、リサとガスパールのシリーズを愛読していた。リサとガスパールは、フランスの絵本シリーズで、フランスに住む犬のようなウサギのような雄雌の生き物が活躍する。うめだ阪急でもクリスマス時期に、リサとガスパールの展示会があり毎年通っていた。

絵本の良いところは、単純で美しい色彩が仕事で疲れた頭を癒やしてくれるところにある。深夜にブランデーかジンジャエールを飲みながらページをめくると、複雑な思考回路が一時的にリセットされて、少し元気になれるのだ。